概要
義妹 × ヤンデレ × 伝奇ホラーアクション
「お兄ちゃんにまとわりつく悪い虫は、私がぜんぶ始末してあげるね!」
そう言った義妹の声は震えていた。
夜の路地裏には、俺と義妹の他に人影はなかった。
頭上には月明かり。義妹は華奢な体躯を精一杯に張って、俺を庇おうとしていた。そして、俺を背にして立つ義妹の先では――巨大な異形の生物が、俺たちの行く手を拒んでいた。
※2万字程度の短編です。
※あんまりホラーじゃないかも。
【主要参考文献】
・保立道久「巨柱神話と天道花 日本中世の氏神祭と農事歴」、保立道久 著『物語の中世 神話・説話・民話の歴史学』東京大学出版会、1998年、83~105頁 ☆
・豊島修「北嶺修験の蓮華会と験競べ 太鼓乗り行事を中心に」『大谷學報』第74巻第4号、大谷学会、1995年、19~36頁
・飯
そう言った義妹の声は震えていた。
夜の路地裏には、俺と義妹の他に人影はなかった。
頭上には月明かり。義妹は華奢な体躯を精一杯に張って、俺を庇おうとしていた。そして、俺を背にして立つ義妹の先では――巨大な異形の生物が、俺たちの行く手を拒んでいた。
※2万字程度の短編です。
※あんまりホラーじゃないかも。
【主要参考文献】
・保立道久「巨柱神話と天道花 日本中世の氏神祭と農事歴」、保立道久 著『物語の中世 神話・説話・民話の歴史学』東京大学出版会、1998年、83~105頁 ☆
・豊島修「北嶺修験の蓮華会と験競べ 太鼓乗り行事を中心に」『大谷學報』第74巻第4号、大谷学会、1995年、19~36頁
・飯
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!読後まっさきに思い浮かぶ言葉を口にするとネタバレになります
蟲たちが文字通り傍若無人に跋扈する世界で、健気に生きる兄妹の物語。
蠱惑的な魅力を持つ清楚な義理の妹は、憑虫と呼ばれる危険な怪物を屠る力を持っている。その名も、「天道花」。燦然と輝く花々の中で、凶悪な虫たちは清められて消える。
そんな妹の愛を一身に受ける兄もまた、虫たちとの戦いに突然に放り込まれ、数奇な運命をたどるのだった……。
と、こんな言い方をすれば、おどろおどろしい伝奇バイオレンスのようにも見えます。ところが、さにあらず。
妹が、実に可憐なのです。バトルはめちゃくちゃ強いのに、お兄ちゃんだけを一途に慕う。いや、慕いすぎというべきか。
愛するお兄ちゃんの周りをウロチョロする女どもは、…続きを読む