「缶けり」を含む小説

以前、「十年後の自分小説」を書いたときに、「後悔」をテーマに書いた記憶があります。 今回、「どんな◯年後を歩んだとしても、後悔していない自分」を想像してひとときを切り取った小説を…

花岡修太朗は幼いころから老け顔が原因でオッサンと呼ばれ女性からもてなかった。 おっさんの役回りはいつも決まって端役。 主人公夢見て魔法使いやヒーローに憧れたのは昔の話。 そんな夢…

　男は無職のろくでもない人間だ。　缶酎ハイを買う道で、小さな刃物を託されて、異界への扉を開けられるようなった。　　ただ男は善良でない無いため、その異界を犯罪を隠す事に使い始める。…

【毎朝1話更新】この春高校生になったばかりの1年生、東咲人は長距離走が得意な陸上部に所属する男子高校生だ。咲人はある朝、部活に向かう途中で路上に倒れている女性を発見する。何かの病…

いつも「時間がない、周りを見ている余裕もない」とただただ一生懸命に頑張って、ずっと前に進むことばかり考えてきた。　そしていつの間にか疲れ、出るのは溜息ばかり。そんな日々の仕事に追…

私、吉野美緒は仕事をクビになり、ボーゼンとして近くの神社の階段に座って居た。 しかし、ずっとそうしているわけにもいかず、トボトボと鳥居の下を通って帰ろうとすると… 酷い目眩に襲わ…

カクヨムWeb小説短編賞（2023）中間選考通過！ 1,000字未満の小品です。 他サイトになりますが、2022年12月開催の第4回「下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ」…

「世界大会、出たかったなあ……」 FPSゲーム「EoG（エクスチェンジオブガンファイア）」日本大会での優勝から１ヶ月後、少女――プレイヤーネーム「ニトロ」は病院で静かに息を引き取…

気が落ち込んだので、500mlのモンスターエナジーの缶を開けて飲んだら、見事に情緒が乱れてしまった。 黙ってればよかったのに、こんな状態でエッセイを書こうなんて頓狂なことを考えた…

公衆トイレの清掃員として働く平山健一。彼の一日は、隣の部屋で育てる植物への霧吹き、微糖の缶コーヒーを片手に聞くカセットテープ、そして整然と並べられた清掃道具と共に静かに始まる。目…

庭の隅でたちこめる煙は水気を打ち霧らしながら、草のねり込まれた薬紙のはいった缶器の底を炙りあげていく。

　工学科の天田教授が脳出血で倒れてしまう。 　しかし、天田教授は今日中に提出しなければならない学会の論文があった。天田教授は病院で目を覚ます気配がない。天田研究室のメンバーはな…

今からもう少し先──少子化や価値観の多様化により、中学卒業後に働くことも珍しくなくなった時代。AI技術と自動運転技術が発展し、交通事故も大幅に減少、人々が気軽に移動するようになっ…

一日のうち ニ、三行くらいは前向きな気持ちになれる時ある気がして。 □人生は、少し切なくてあったかいです。缶しるこ、飲みませんか？ みんなにいいことあれ☆いい人生に☆ミ

黒野　豆子（くろの　とうこ）はブラックコーヒー好きな、ちょっぴり大人な高校二年生。 そんな彼女の元には放課後に相談を持ち掛けてくる人がやって来る。報酬は缶コーヒー1本なり。

御覧いただきありがとうございます。 『缶コーヒーと小説を』テーマに1話5000字程度のストーリーを不定期で投稿しています。 コーヒーのお供にするような感覚でお手軽に小説に触れ…

月とコーヒー。見方もちがけりゃ飲み方も味も人それぞれ違う。 ステンレス缶、タンブラー、ペアマグカップなんてのもありますかね。 一話完結の短編集をお楽しみくださいませ。 香鳴…

缶コーヒー1本分の、ちょっとしたお話集。1話完結。

気の進まない飲み会というか合コンから帰宅、開けた缶ビール。

主人公・立木麗美 29歳 仕事を辞め、特に予定も無く、暇だからと昼間からテレビを観ながら缶ビール片手に吞み始める。 気付いたら頭は机の下、お尻は突き出し、頭隠して尻隠さずな状態で…