「異能/特殊能力」を含む小説

特殊能力者の存在が当たり前になった2100年。 国立の能力者育成学校『星天学園』の二年生・芹田 流輝(せりだ るき)の能力は、『触れた能力を無効化する』チカラだった。 能力者が…

　不良に襲われる俺を、妙な力で助けてくれたクラスメイトのダウナー系美少女。 　いつも影のある表情をして、一人も友達を作らない彼女は、どうやら三重人格者。 　積極的でエロいお姉さん…

　日々を自堕落に消費していた大学四年生の住まいへ、見慣れない青封筒が一通投函された。 　「健康診断」と銘打たれた強制的な招集に渋々従うと、いつの間にやら「地獄現世支部〈じごくげん…

超能力は、実在する。 世界がそれを認めて数十年経つが、得の一つもありゃしない。少なくとも、俺にとっては。 ……なんて思って腐れていたのは、きっと俺だけじゃない、と。そう、信じたい…

「……なあ、香帆。お前校内新聞のネタで、七不思議調べてるって聞いたけど、それ本当か？」 　幼馴染の聖は、休み時間に真っ先にそう口にした。香帆は不機嫌になる。最近の聖はどうにもお…

それは、ある誕生日のできごとだった。 父にヴィトンの箱をプレゼントされた私は喜んだ。この箱の形、大きさ、重さ。中身はきっと財布に違いない。 だけど中から出てきたのは、聞いたことも…

ブルーサファイアの瞳を持つ、アルビノの美青年、水無月悠（みなつき　はるか）には、凄惨な過去がある。 八年前、十五歳の夏。 自身を取り巻く環境に絶望した水無月は、特殊能力を使い、…

　今からおよそ80年前、世界各地の名所に突如出現したゲート。ゲート内に入れる一握りの人物たちはゲートシーカーと呼ばれた。これまで様々なゲートシーカーが誕生してきたが、彼、冴内 洋…

警察庁特別捜査官である久我総は、特殊な能力を使って捜査を行う。 そんな久我には、取り調べに立ち会わせてもらえない理由があった。 本作品は、カクヨムコン企画『短編賞創作フェス』に…

走り屋だった俺は事故により両足を切断されて、レースをするという生きがいを奪われた。 絶望した俺の前に謎の女が現れ選択することを迫った。 「今のまま人生を過ごすのか」 …

──ひたすら睡眠薬をあおって敵を撃破し、大好きな女の子たちを護り抜け！ 　新開発された「生きた金属」を脳に埋め込むことによって、頭の中だけでインターネットが見れたりできちゃうネ…

アタシたちの本質は孤独だ——まるで、終わらない思春期をそのままに時間が止まってしまったような彼女と、僕は多くの例外と呼ばれる人々と対峙していく。

幽谷純(かすやじゅん)は他人から見れば、特に取柄もない普通の大学生だ。学業とバイトに明け暮れる毎日を送っている。 彼には秘密がひとつあった。それは人から人へと病気や怪我を移せる能…

　記述《スペル》と言う異能に近い魔術が基本の世界 記述の生成方法《スぺルメイク》 つまり魔法の作り方が謎に包まれたままだった。 　そんな世界に住む 原初の記述《プロトスペル》を持…

被害者は味噌ラーメンにされていた。 それだけを聞くと訳がわからないかもしれないが、実際にその現場を見てみると、そうとしか言えないということがわかる。 軌跡を味わうとは、どういう…

これは遥か未来の話である。 驚異の科学技術を誇るバースコーポレーショが世界を統治していた。 しかし弊害もあった。実験の過程で変異した動物、『リバース獣』を生み出してしまった…

ショートショートです

人間だけの世界が、ある日エルフや獣人などが存在する世界と交わってから数十年。 とある警察機関に所属しながらも、平和に静かに生きていきたいのに、その特殊能力により現場に駆り出される…

ドッペルゲンガー製造集団が、自分達の街に降り立った。 自分と同じ顔をした人と三度会ったら死ぬ… そんな迷信を放置しておくわけにはいかない。 俺は芸能事務所に所属しているタレ…

『墓の島』と呼ばれる島国で暮らす、少女と執事の物語。