「月は綺麗ですか？」を含む小説

　月が綺麗ですね。 　その言葉を理系男子は告白として告げず、文系女子は告白として受け止めた。 　このスレ違いによって二人の間には大きな溝が出来、その二つの溝を利用するかのような泥…

　鼠谷ミキに俺は恋をしている。 「月が綺麗だね（愛してる）」と俺は言ったけど、「月？　月なんて出てないじゃん」と彼女は青空を見上げた。「バカじゃない？　仁成にしか見えてないのよ」…

月の綺麗な夜。 僕はラブソングを歌う君と出会った。その歌は温度のない世界で唯一の温かさを纏っていた。

ニコの彼氏・慧人の行動が怪しい。女の影がチラついている。ニコと慧人は高校の時からの付き合いだ。 ニコはそれを男友達の月丘に相談している。月丘は不思議な男で大学入学してからずっと「…

「君がどう思おうと、俺にとって決して揺るがない望みを教えてやる。それは、君たち二人の幸福だ。その為になら世界の法則にだって逆らってみせよう」 「どうして、そんなに私たちのことを……

失恋をきっかけに地元に戻った依茉は、昔馴染みの琉唯と出会う。変わり続ける日常の中で、昔と変わらないやり取りに、依茉は……

月の綺麗な夜、私は自殺をしようとしている彼女に遭った。彼女は私のクラスメイトであり、そして。 カクヨムコンテスト10短編に応募しています。

実はモテていたが鈍感すぎて見事に躱してきた2人が初めて恋をして早一年、やっとのことで初デートに漕ぎつけた2人の行方はどうなるのか。 ❇︎2人はデートという認識を何故かしていないた…

昔のバイト先から続く行事、飲み会。隔月で行われるこの行事も、たった二人しか参加しなくなってしまった。二人になっても参加する理由なんて、ひとつしかないじゃないか。

ある日、十七才の春に僕は病院で色のない少女と出会う。 それは、この場所で出会わなければ一生関わる事のなかった色のない彼女とモノクロな僕の 秘密の交流。 彼女との交流によって諦観で…

ごく普通のアニメとゲームが好きで、陰キャと呼ばれているだけの、高校3年生、18歳の少年、師走　仁志（しわす　にし）は、エナドリ（ねんりょう）を買いに、夜のコンビニにジャージを着て…

これは、遙香目線ではなく、 有紀くん目線で書いた続編です。

センパイは私にとっての特別。だけどセンパイが時々見せる私の知らない表情が、どうしようもなく私を曇らせる。日に日に募る想いの中で、私は『屋上の幽霊』に導かれてセンパイの特別に触れる…

かの有名なフレーズ「月が綺麗ですね」。 その一言が言いたいという想いを抱えた女性のお話です。 過ぎちゃったけど中秋の名月に合わせて書きました。

会社員である四宮春輝は、月の綺麗なある日、紅色の化け猫を見た。それは、夢か現か。 脳裏に焼き付いて離れない、紅、黄金、艶やかな黒。 同僚の三波遥介は取り憑かれたように変わってい…

私はカフェでバイトをしていた。そこへ月を思わせる流麗な人が現れた。私は彼について行く。彼は探偵に会わせると言った。私は新しい助手だそうだ。私は探偵と助手を見ている。しかしどちらが…

　いきなり領主にされた苦労もののお嬢様が一人苦しむお話です。 　作者の息抜き代わりに主人公はいじめられます。

プロポーズ。 様々の形があります。 貴方の時は。 どう。 だったのでしょうか？ 少し。 気取って。 みたい時も。 ありますよね？

自主企画、 〖一応本棚企画〗第2回〖5,000字で募集〗中秋の名月ってお題に良くないですか？ への参加作品です。 20年以上前のことです。 もう戻ることはない時間｡ だからこそ…

日本語に英語の『 　I love you　』に匹敵する言葉は、ないと先生が言ってた。あるとすれば、『月が綺麗ですね』ぐらいだと。