「文芸百合部門 短編」を含む小説

女子高生の「わたし」にしか見えない、正体不明の人外・シンジャ様。彼女に与えられた金色の鈴が、いつも「わたし」の足首に揺れている。 この鈴って何？　ある日たずねると、シンジャ様は答…

わたしは友達と過ごす。この思い出もいつか忘れてしまうのだろう。一緒に食べたアイス。電車を待ちながら額の汗を拭ったこと。文化祭の居残り。

三人が語るのは、夜光虫のプロトコル。 刹那的な生活を送る地雷系の少女・祷子に向かって、品行方正な女生徒・志乃は、おもむろに三十万円を差し出してこう宣言した。 「買われてくれる…

社交的で広く浅い交友関係を持つ葵と、一匹狼で近寄り難い雰囲気を持っている海月。全てが正反対で、一見交わることのないように思えるふたりの間には少し特別な関係性があった。そんなふたり…

大学進学を機に上京してきた少女。その胸の内には、高校の女子の一人が、ずっと居続けていた。 ※性描写はありませんが性への記述があります。R12相当。

大学生の凛は、親友のみのりに恋をしている。 自分のことを親友として慕ってくれる彼女に、この想いを告げるわけにはいかない——。 切ない百合短編です。 ※青春アンソロ3「青の墜落」…

【カクヨム公式自主企画 百合小説にてカクヨム賞をいただきました】 大学二年生の彩都《ｻﾄ》は同学年同学部の花耶《ｶﾔ》を推している。それは憧れでもなく、恋でもなく、推しとしか呼べ…

私は女子高生探偵の、探偵助手としてがんばってきたが、その先に地獄があった。 この短編小説は、僕が書いているダーク百合短編集『夕喰に昏い百合を添えて』でも公開しています。この短…

[公式自主企画「百合小説」最終選考候補] 内海に面した街エストゥアーリョ。この地を治める伯爵家の娘アマーリアは、女料理人ルーチェと密かに愛し合っていた。 だがアマーリアは政略結婚…

学校が嫌いだから爆破しちゃう短編

快晴の日、偶然授業をサボった少女は学校の人気者と屋上で出会った。再会は雨の日、路地の楽器店の前で。

ガス惑星ピラ、レベッカは島に乗り、今夜も天空へと向かう。

友達になろうと約束をした詩織と柊莉。 でも詩織の柊莉に対する思いは日に日に募っていくばかり。 この思いは隠さなければならないのに、もう溢れ出しそうで･･･。

幼い頃から私の唯一の親友の櫻子。あなたに彼氏ができても、私の元に帰ってきてくれるよね。私があなたの1番でいたいだけなの。

私には、かつて友人がいた。これは、そんな友人と過ごしたある夏の日の事である。 カクヨム公式自主企画「百合小説」参加用作品 ※この話はフィクションであり、法律・法令に反する行為…

真希に誘われて、遊びに行くことになった朱莉。カップル用のパフェを食べることになって、「だったらお試しでカップルみたいにデートしない？」とデートをすることに。さんざん煽られて、デー…

由紀と一緒に住むことになった美咲。だが由紀のマーペースに振り回され、ついにはお風呂まで一緒に入ろうとしてくる。気まずい空気もあった中、姉妹としての生活を二人で目指していく――

施設で出会って別れた二人が再会する物語。 全3話 『その恋はエスプレッソコンパナに似ている』の原案になった短編です。 2023年のカクヨム公式自主企画「百合小説」文芸百合…

毎年開催される文化祭のミスコン。被服部のひかりは転校生の琴美にモデルになってほしいと頼みこみ、ドレスを作ることになる。ミスコン優勝を目指し、二人の仲がどんどん深めていく――。

架空の世界の、海峡で向かい合う町でのお話です。 海を越えて対岸の町へ嫁いできたメルテムと、行儀見習いとして奉公にやってきたアスリという娘の交流を描いた短編。