「怪談語り」を含む小説

都賀麦太郎は怪談師である。 怪談を語ることで怪異を封じる力を持つ一族なのだという。 散逸してしまった祖父が語った怪談を再び封じるため怪談を語る必要があると彼は言う。 阿部日向…

大正の頃、或る男が雪女に会ったという話を語りだした。

道野　草太です。怪談朗読を中心とした活動をしております。 怪談語りもしておりますが、私の実体験が主な題材でした。 今回は主に実体験を、皆様と共有したくここに記していきます。 【…

　金に困り、闇バイトでソーラーパネルからの銅線窃盗をやろうとした男たちが深夜の山に入る。 　作業は順調だったが、そのとき──。 　小説家になろうにも載せています。

京都育ち、ひとりっ子、猫、音楽、映画、読書。タグを付けるとすればそんな感じの「私」が、自分についてや過去にあったこと、思ったことなどを、ほんのときどき文字にして吐きだしています。…

　誰かが誰かに語っている、怪談未満の不気味な話の羅列。 　ヤマなし、意味なし、オチなし。それでもよろしければ、少々、お耳を拝借――。　 　時々思い出したように更新していく、ホラ…

人も怪異も因果も執着も、どうしようもないものばかりが吹き溜まる土地、アカマル。 どうにもならない連中が金銭目当てに殴り合ったり与太ついたりそれなりになあなあで諸々をやり過ごしつつ…

雨納芦（うなあし）市で起きた不思議な話を集めました。

　私の妻は、海と山に挟まれた小さな村の出身である。中でもS地区では、子供たちが、前年に赤子の生まれた家庭を訪問し、玄関先で祝い唄を歌う「ええ子、ええ子」という新年の伝統行事が執り…

俺こと東雲イヅルは「普通」の街で暮らし「普通」の大学生であり「普通」の人間だ。 それは、当然みんな同じだ。普通じゃないことなんてないし、普通の人じゃない人なんていない。 それが普…

夏本番の暑さが続く今日この頃 日本では昔からお盆という風習が各地に残っており 先祖の霊が一時的に家族の元に帰ってきたり 逆に行き場のない霊たちを神様が導いてくれたりと 心霊にまつ…

男爵令嬢ナターシャはある日、怪談を語る大道芸人と出会う。 そして彼女は、その物語に魅了され、やがては自分で語り始めるのだった。 これは基本一話完結のお話です。 そのため一話ごと…

これはアパレルショップで働くなおさん(仮名)の体験談である。

栄える為に、供物を捧げる事を選んだ旧家のお話をしましょう。 「２１回」の為、連載作「あやし　あやかし」より語り部が出張してお送りします。

スマホをお供に廃墟巡りをする男が遭遇した怪異と、その意外な顛末をご覧あれ。 「お題　スマホ」の為、連載作「あやし　あやかし」より語り部が出張してお送りします。

　毎晩九時に煙草を吸うためにベランダへ出ている「俺」は、路地裏で妙な動きをしている女の姿に気付く。 　KAC20203用の作品です。 　よろしくお願いします。

病院、それも小児病棟に入院している子どもは絶対的弱者です。 少なくとも万全な体調ではない、家族も常にはいない。 親身になって守ってくれるのは……看護婦さんくらいのものです。

今宵お話させていただきますのは、何百年も昔のお話、江戸時代のこと。 哀れな振売りの男の話でございます。

夏合宿の夜、怪談話をする部員たち。ある部員が話し始めたのは、小さい頃は立入禁止だった父の書斎の話で。 自主企画『種本創作トレーニング』（https://kakuyomu.jp/…