「岩波文庫」を含む小説

ちょっと色々あって、オンラインゲームを始めることとなった主人公。 しかし、オンラインゲームのことなんてほとんど知らない主人公は、スレ立てをしてオススメのオンラインゲームを、スレ…

姉へ思いを募らせる帝の思惑によって、後宮へ出仕する羽目になった椎子。 好きな物語でも読んで、さっさと実家に帰ろうと思っていたけど、大好きな物語の主人公の本物と出会って、ファンに…

地雷系ファッションが好きな少女「るなてゃ」は、水族館でペンギンを見ていた最中、AIのシステムエラーによって物語の世界のビザンツ帝国に飛ばされてしまうお話。「ペンギンSFアンソロジ…

泉鏡花の「海城発電」。 著作権の切れたこの短編ですが、若干読みづらいので手を加えてみようと思い、文語体部分の翻訳作業を初めてみました。短編であるものの、八章に分かれているので、そ…

戦争で負傷し吟遊詩人の道を挫折したマルトは、移住した地方で美しきメイドと出会った。ダイアリーと名乗る彼女は人間ではなく、蒸気機関で稼働する義人人形だった。 二人は、義人人形の延命…

『支配について――Ⅰ 官僚制・家産制・封建制』（マックス・ウェーバー著、岩波文庫[白210-1]）・『支配について――Ⅱ カリスマ・教権制』（マックス・ウェーバー著、岩波文庫[白…

『行動の機構――脳メカニズムから心理学へ』（Ｄ・Ｏ・ヘッブ著、岩波文庫[青947-1・947-2]）を読んで

　河内の悪党として鎌倉倒幕に貢献し、湊川で果てた父正成の遺志をそれぞれの形で受け継いだ正行、正儀の物語。 正成の物語はこちら https://kakuyomu.jp/works…

韓非子のうち岩波文庫四分冊のうち第一分冊ぶんを雑に通読しました。原文約250文字区切りでお送りします。

いろいろ考えたのですが、ホラーとさせていただきました。 センシティブな内容かもしれません。 ※1〜3に関してはフィクションです ※4に関しては引用のみで構成されています（悩んだ…

　1997年から2000年にかけて、同人誌『Griffon's Garden Offline』に掲載した全５回の読書案内エッセイ。 ■「第一回　創造の愉楽」（1997年）で言及…

岩波文庫　金谷治訳注「孫子」、講談社学術文庫　浅野裕一著「孫子」、日経ビジネス文庫　杉之尾宣生著「［現代語訳］孫子」等を何度も読み返し、私なりの解釈をまとめたものです。 各章を…

西暦６８４年、唐の駱賓王は檄文を書き、女帝武則天を倒そうと呼びかけた。 カクヨム５周年記念の私と読者と仲間たちお題で書きました。 今回の (というよりはボーナス回の) お題は難し…

江戸時代の怪談本から怪談ばなしを精選した「江戸怪談集」を現代語に訳してみたい。 その際、逐語訳は避け、意訳を心がける。 話の筋に関係がない部分、たとえば固有名詞(人名・地名)や文…

旧約聖書の中でも特に議論の分かれる『ヨブ記』を単体で（岩波文庫にて単体で出ています）平均的日本人の仏教信者（個人的にはたぶん禅宗寄り。でも、クリスマスにはモスバーガーに行き、元旦…

子どもみたいな人だ。 七歳の周三郎はそう思った。 その男は、無邪気な少年のようであった。 《浮世絵師：歌川国芳・河鍋暁斎（師弟）》 2020年5月1日～6月1日 歴史創作企画…

謎の美少女ルピナ・ゼファーは黒猫を探していた。 ぼくはルピナに、ルウーナ河の水底に生える水草の言い伝えを語る。 作中に出てくるネタ的なものの大部分は岩波文庫『プロヴァンスの少女…

　河内の悪党楠木正成は「人々の幸せ」を願い、「一君万民」のご親政を掲げて腐敗した鎌倉幕府を倒そうとしていた後醍醐天皇の挙兵に参加する。 続編書きました(2022.12.24投稿…

多摩川を望むとある町に、美貌の町娘お清と、漢学者の養子で見目麗しい美少年の亀公丸（きっこうまる）の二人がいた。お清は年下の美少年亀公丸に懸想するが…… （作品中に登場する漢詩の書…