「十二時」を含む小説

　夏のある日、目が覚めると十六年連れ添ったおち○ちんが失踪していた。 　だがそんなことより今日はVRMMOのサービス開始日！！ 　そのゲーム、AGO（アルカディアゲートオンライ…

物語には終わりと始まりがある。 登場人物すべてに物語があり、語り部が語るはほんの一部。 教室に残る十人の男女。時計の針は数字の十を指している。月を覆う濃い雲は淡い光を隠していた…

真夜中の語は、　深夜（しんや）、深更（しんこう）、夜半（やはん）（気象庁では「夜半」を「0時の前後それぞれ30分間くらいを合わせた1時間くらい。」としている。）と同様に夜深くの時…

青髪女性と白髪女性が歓談していると、いつの間にか時刻は十二時を回っていた。 スマートフォンヌを確認すると、綺麗な月に静かに見守られている事に気づく。 そして、お腹の虫も騒ぎ始める…

時間と材料が足りない。ついでに実力も。 途方にくれた二十二時過ぎ、インターホンが鳴った。 「焦げ臭くってねぇ。何を燃やしたのぉ？」 新谷さん、燃やした前提で聞かないでください。…

央華人民共和国でおおよそ五百年前に編纂されたとされる奇書。それが海山経である。 曰く。かの国の民は胸に穴が空いているが死なない。 曰く。首が一つだが体は三つある。 曰く。目が一つ…

青年、出雲凛は炎の中で十七歳という若い生涯を終えた。 だが気がつけば、彼は夜の街の中で立ち尽くしていた。 夜のビル街。 異世界転生にしては見慣れすぎ、しかし走馬灯にしては味気の…

魔法使いの老人が、勇者の一行に語ったおとぎ話。 ――豪華絢爛な馬車が十二時の鐘の音とともにかぼちゃに戻るように、魔女が命を落とせばお姫様にかけられた呪いがなくなるように、魔王を…

ある夜出会った不思議な女の不思議な夜伽話。

精神科医である私の元に、毎週月曜日の十二時に来院する彼は、毎回同じ罪の告白をし続ける。 そんな終わらない懺悔を繰り返す彼の精神は、やがてとある真実に辿り着く……。

正義は嫌いですが、あなたの夢をかなえましょう。（外訪楠様へ）

掌編を書きたくなったので書きました。

　手つなぎ＆ハグあり、キス以上はなし。 　いろんな制約に守られた、稼げる副業としてプロ彼氏を始めて三年。 　本郷大翔は時給三千円のプロ彼氏として、さまざまな事情を持つ女性たちを癒…

満月の夜。子供は二十二時、大人は二十三時に寝ること。 そんなしきたりがある町の少年・岩永刀祢のもとに非日常が訪れる。 それは、刀祢の家の向かいの家が半壊したというものだった。 そ…

「まず新玉ねぎと春キャベツを丁寧に千切りし、混ぜた後水に漬けて辛味抜き＆パリッと仕立てる。 続いて生姜焼き用の肉に普通に味付け・小麦粉・卵・パン粉をまぶし、そのままカリっと揚げる…

現代を生きる呪術師、芦屋満。 その性格は自由奔放、大胆不敵。他人のことは有象無象扱い……。 それもそのはず前世は平安時代の呪術師蘆屋道満。 道満と前世のみならず今世でも幼馴染とい…

ハイロック氏考案の読者参加型エッセイ『文字ラジオ』 京丁椎が土曜日の二十二時から二十四時までの間、皆様からのお便りに答えます。 お便りが無い場合は語ります。たまに問題提起なんか…

道ばたに捨てられるように座り込んでいた彼を、私は連れ帰った。 自分のしでかしてしまった事に、思わず恥ずかしさに顔が熱くなった。

　魔法使いの男の子、メテオラは時の女神エランと一緒に時を超えた。