「写生」を含む小説

カクヨムで初めて短歌に触れて、書いてみたくなりました。知識も技術も伴わない現状ですが「習うより慣れろ」！！ ということで、始めてみます

写生、みたいな、目で見たものをそのまま言葉に、なんてことはしない方針。全部フィクション、というのが信条なんだ。 なので僕は娼婦と古都を脱出、は全くしてないよ。

中学生の北坂あかりは写生大会の絵を描くために岬へと向かう。しかしそこにいたのは、人魚に羽が生えたような怪鳥とも言うべき化け物であった。美しい彼女に徐々に狂っていく関係。その一部始…

ソープ「Lips」で働くマリーの元へ、美大生の青年Fが訪れる。2人は決して交わることはなく、ピンクレッドの部屋の片隅で、Fは裸のマリーを写生する。

美術の課題をこなしに写生に来た赤坂、青山、黒田の3人。しかし赤坂は肝心の色鉛筆を忘れてしまっていた。仕方がないから2人に借りようとするのだが、2人の持ってきた色鉛筆も少し変わって…

激動の昭和初期。作家を生業とする風間は、避暑のため軽井沢高原へ訪れる。そこで出会ったのは、黙々と山々を写生する少女だった。名家の令嬢だという志乃と、風間は徐々に惹かれ合っていく。…

雨上がりで虹が架かる中を一人暗い表情で歩いていた虹村陽はナナという少女と出会う。陽を見て色を失っていると言うナナは陽に写生に付き合ってくれるように頼み、半ば強引に陽はナナの写生に…

掌篇小説です。大正時代のお話です。もしかしたら「写生」という言葉の方が適切なのかもしれません。

　「なんでこんなことに！」 　土曜日の午前、町の会議に出るために美術の授業を欠席した大築悠海（おおつきゆみ）は、その日じゅうに絵を仕上げるように言われ、初夏の昼も薄暗い小さい渓谷…

第43回「2000文字以内でお題に挑戦！」企画に参加しようと書きました。 お題は【幸せな負け】です。

河原には三人組の少年少女がいつも座っている。画材を出して、景色を眺めながらさらりと筆を動かす。一人は中々上手いのもいるじゃないか。いや隣は画伯も画伯なんだが。今どき写生なんざ珍し…

井の頭公園で写生をする短編小説です。

筆者は、ある思春期の女の子の「内側」の記述をしました。彼女の考えのすべてを肯定することはありません。しかし、すべてを否定することもありません。なにより筆者は、写生と翻訳の難しさを…

300字にも満たない小説。 半透明の、壊れた、皮膚としての、無風の、とても小さな破片。

生駒通子が日常と通じて、言葉と文と文と文との、軋み、創発、ジャンプをめざす試み。 google 翻訳と再翻訳による、文の窯変をも検証しつつ、印象派、キュビズム、ダダ、象徴主義、未…

写生。首吊りがあった樹を見つめる少女。

美術部員の立花は腐れ縁の藤堂と恋人関係。ある日、藤堂は立花を写生会に誘う。違和感を覚えつつもデートに意気込む立花。しかし、立花は人の顔が描けなくて──。 高校生の恋愛は、少し…

小学四年生の男の子、九十九光太は、普通の人には見えない幽霊や妖怪を見る事の出来る男の子。だけどそう言った変わった物を視てしまうせいで、周りの子達からは変人扱いされていつも一人。全…

　両親の離婚で田舎に預けられた透は、描いた絵を現実に生み出せる力を持った少女・スイと出会う。仲良くなった二人だが、ある日スイはいなくなってしまった。透に愛用のスケッチブックと、ト…