主人公の少年、九十九光太はひとりぼっちだった。理由は自分でもわかっていた。
普通の人が見えないものが見える、そう。
幽霊や妖怪など、この世では人としては理解されない境遇の持ち主だったのだ。
そんなある日のこと。
一人の少女、真夜子と出会い、彼の運命は大きく変わっていくのだった。
小学校の図書館で読むライトでとても読みやすい名作な作品だと感じました!
驚くほど夢中にさせてくれるので、え、早く続きが見たいんですが?と、必ずなる作品です!
登場人物も魅力的で、十勝君という典型的ないじめっ子キャラの変わりようはもう小学生ならではの可愛らしい一面は、個人的にはかなり心くすぐられました!笑
とってもオススメですよ!
物語を読み終えて、胸に広がったのは自分が子どもの頃の記憶。
面白そうな本はないかと図書室に通い、素敵な物語に出会ったら友達と教え合った当時のことを思い出しました。
主人公は、コンプレックスを持つ少年。しかし彼はそのコンプレックスをきっかけに友人を得て、コンプレックスゆえに起こる事件を経て成長していきます。
その過程が優しく丁寧に描かれおり、気が付けば自分も童心に返って夢中で彼らを応援しておりました。
自分が子どもの頃に出会いたかったと思う反面、大人になった今だからこそ味わえる深い感慨と切ない余韻もこの物語の魅力。
子どもだけでなく大人の心にも響く、親子で楽しめるお話でした!
見えないはずのものが見えてしまう少年、光太。同じく「見える」マヨちゃん、クラスメイトのガキ大将十勝君、猫又のチョコとともに、身近な「不思議」が巻き起こす事件の解決に挑む。
小説は「変化」を描くもの、という言葉があります。
この作品は、子供でも読みやすい優しい語り口で、光太たちが少しずつ変化し、成長していく様をていねいに描いています。
主人公の光太はもちろん、初めは乱暴だった十勝君も、仲間との交流を通して頼もしいキャラとなっていきます。かわいい一面も見せてくれる、個人的にかなりのお気に入りキャラとなりました。
登場するあやかし達も個性的です。もっと彼らの活躍が読みたくなりました。
妖怪が見える主人公・コウ君は、その特殊さゆえに浮いていました。
しかし同じく見える女の子・マヨちゃん(僕っ娘男前)に声を掛けられたことにより、学校生活は変わります。
「嘘ばっか言う」とコウ君をいじめてくるアイツ・十勝くんはマヨちゃんに平手打ちされて(マゾかな?)フォーリング・ラブ、マヨちゃんも「見える」ことを知り態度を一変、コウ君はゆかいな友人二人とネコマタのチョコとともに、怪異に挑みます。
友情とボケとやさしさで立ち向かう(?)、朝霧小学校不思議クラブの結成がここに!
あとおばあちゃんが強いです。なんだこのババ……おっと誰か来たようだ(((
9万字、もう終わっちゃったの?
と言うくらい読みやすく楽しいお話でした。
主人公の光太君は非常にいい子です。
普段は大人しくて、でも友達のピンチには頑張ります。
元気で人気者の真夜子ちゃんとガキ大将の十勝君2人のクラスメイトと猫又のチョコの4人で妖怪の関わる不思議な出来事に挑んでいきます。
個人的にはおばあちゃんのお説教というエピソードがジンと胸に響きました。おばあちゃんは人格者で説教を聞いているうちに一理あるなあと考えさせられました。
夏休みも始まりましたので子供さんも楽しんで読める作品だと思います。
大人もハマる不思議がいっぱいの作品、懐かしい子供の頃を思い出しながら読んでいきませんか?
読了後のレビューです。
目には見えない何かを、皆様は見たいと思いますか?
私は怖くないものなら見えたらいいなって思っています。
主人公はみんなに見えないものが見える男の子です。そしてとある出会いから始まっていく不思議で、大切なことを教えてくれる物語の流れ。
本編はもちろん‼︎なのですが、大いに盛り上がっているコメント欄にも注目です。物語登場時、主人公を困らせてしまう子なのでは⁉︎と思っていた、とあるキャラの人気っぷりを始め微笑ましいコメントが寄せられています。
楽しいひと時を約束してくれる物語です。皆様も是非、不思議クラブに入って、大切なもの探しを始めてみてくださいね☆
主人公の光太くんは、不思議な存在が見える男の子。
そのことでちょっと変人扱いをされたりするのだけど。
転校生のマヨちゃんが登場することで、彼の生活が変わります。
いつも光太くんをいじめていた十勝君も仲間に加わり、彼らは朝霧小学校校区で起こる怪異の解決に乗り出します。
力が強い子が、どうしても優位に立ってしまう小学校時代。
それでも、「知恵」が問題解決に活きるときが来るでしょう。
勇気のある子の発言が、事態をひっくり返すこともある。
誰かを大事に思う力が、周囲を動かすこともあるでしょう。
そんな。
大人になったら少し薄れてしまうような感覚を、この物語は思い出させてくれます。
小学生にも。
そして、大人にも読んで欲しい一作です。
ふつうの人には見えないモノが見えるせいで、周りから少し浮いてしまっている光太くん。
けれども、光太くんと同じく、不思議なモノが見える転校生・マヨちゃんと出会ったことで、光太くんの日々に変化が……。
妖怪などが出てきますが、ほのぼのと優しい雰囲気が全編に漂っている素敵な物語です。
見える光太くん、マヨちゃんだけではなく、「見えない」立場の十勝くんも、一緒に不思議な事件に立ち向かっているのが、この作品の素敵なところです。
元気なマヨちゃん、見えないのに猪突猛進に突き進もうとする十勝くん、二人を止める役だけれども、芯は一番しっかりしている優しい光太くん。
三人の毎日はわくわくはらはらでいっぱいです!
個性的な三人の冒険譚、ぜひご一読を!
不思議なものが見えてしまうことで、周囲と馴染めず、ボッチになってしまった光太。そんな彼は写生大会で、つい他の人には見えないものを絵に描いてしまい……
意地悪なクラスメイトに、明るく元気いっぱいな転校生。
かわいい妖怪や頼りになるおばあちゃんなど、多彩なキャラクターが魅力。
主人公たちは小学生ですが、一風変わったきっかけで恋に落ちる十勝くんの活躍ぶりは、コメント欄でも大人気です。
わいわいほのぼの。そして、ほっこり、じんわり。
短話形式で進んでいく物語は読みやすく、オチがしっかりあって面白いです。
動物や妖、子どもが活躍するお話が好きな人は、きっとハマると思います。
他の人には見えない幽霊やあやかしが見えてしまうことで、嘘つき呼ばわりされていた小学生の光太。
ひょんなことから、同じように「見える」転校生・真夜子と仲良くなったことで、人ならざるものたちと楽しく触れ合うドタバタの日々が動き始めます。
児童向けではありますが、王道をしっかり踏襲したストーリーは、大人が読んでも楽しめること請け合い。
丁寧で大変読みやすい文章と、生き生きとした個性豊かな登場人物たちが、優しい世界を彩っていきます。
私の推しは、元いじめっ子の十勝君。
彼は「見えない」人なのですが、一度信じたことは信じ抜く、真っ直ぐで熱いハートを持った男の子です。
彼ら三人と、喋る猫の「チョコ」を加えたメンバーの掛け合いが軽妙で楽しい。
たくさん笑えて、ほっこりと胸が温かくなる。
ずっと読んでいたいと思える物語です。
霊や妖怪が『見える』ちょっと内気な小学生の光太と、明るく活発な転校生の真夜子。そして三人の中で唯一『見えない』ガキ大将の十勝くん。そこにちょっとドジなネコマタのチョコも加わって、三人と一匹の友情と成長が連作短編形式でいきいきと描かれています。
木の精とのふれあい。人食い自販機の謎。病気を運ぶ鬼との対決。
どのエピソードもわかりやすく、けれどけっして説教くさくなく、大切なことを大切なまま心に届けてくれます。
もしも子どものころに出会っていたら、きっと宝物になっていた。そして大人になった今は、どこかに置き忘れてしまったものを思い出させてくれる。
とてもあたたかく、やさしい眼差しで描かれている物語です。ぜひ、読んでみてください――!
だってまず、読んでる私が大人ですからね。
だけどもちろん子どもにも安心してお勧め出来る内容となっております。
親御さんも安心して読ませてあげてください。
主人公は不思議なものが『見える』タイプの男の子。そこに同じく『見える』女の子と――……、これぞガキ大将!的な『見えない』男の子が加わって、さらにさらに可愛いにゃんこのマスコットまで!!
もうこの登場人物達がですね、個性的でキャラが立ってて良いのです。
特にこの『見えない』男の子!完全に戦力外かと思うじゃないですか。これがアナタ、もう最高のスパイスなんですよ。コメント欄でも大人気です。
児童向けかと侮ることなかれ!どきどきわくわく、ちょっとほろりともくる、素敵なお話となっています。
これ、小学校の図書館に置きましょう!
いかがですか、全国の校長先生っ!!!