七海 まち

名探偵、怪盗、忍者、バトル、謎の美少年……などなど、楽しい要素が満載のこの作品。 読み始めてすぐに、主人公・千春のかわいい語りや関西弁セリフに魅了されました。裏表がなく、あざとさも…続きを読む

壁で隔てられた王都とスラム。「緋色の王様」というキーワードをきっかけにして、少年少女たちの「願い」の物語が幕を開ける。 人々の願いは、大きな力の源。果たして彼らは何を願い、物語にど…続きを読む

見えないはずのものが見えてしまう少年、光太。同じく「見える」マヨちゃん、クラスメイトのガキ大将十勝君、猫又のチョコとともに、身近な「不思議」が巻き起こす事件の解決に挑む。 小説は…続きを読む

優しく謙虚な文章で、カクヨムのより良い使い方、可能性について、真摯な考えを綴っていらっしゃいます。その内容は、うなずけるところがとても多いものとなっています。★の数の違いやタグ、応…続きを読む

夏目漱石の『夢十夜』のような、幻想的な短編集です。 巧みな筆致の中、夢のような不条理さと神秘が全編を貫いています。 月という「時代や空間に関係なく、夜空を見上げればそこにあるもの…続きを読む

主人公が、ひょんなことから悪夢祓い倶楽部のメンバーとなり、夢の世界で奮闘する物語です。 まだはっきりと解明されていないところの多い「夢」というテーマには、たくさんの可能性があると…続きを読む

バカリズムに惹かれて拝見しましたが、とても好きな感性です。ほんのりとした自虐の中に前向きさが見え、もっと見たくなります。

激しい雨音や湿気など、屋根裏部屋の空気が伝わってくるような描写でした。屋根裏部屋は、母の過去やそこから生まれた心情や記憶であり、つまりは今の母を形作っているものの表象なのでしょう。…続きを読む

「嘘」を通して描かれた、小さな恋愛物語。 子ども時代特有の閉塞感や痛み、孤独感をリアルに描き出していると感じました。 主人公は嘘を手段として利用してきましたが、最後は自分の本当の気…続きを読む