「伝奇 殺人鬼」を含む小説

【あらすじ】 『ミズチはアンタをどうするか』 高校生の木徳直人(きとくナオト)は見知らぬ部屋で手足を縛られていた。 目の前には刃物を持った謎の女。彼女は自身をミズチと名乗った。…

キュートでかわいく、料理も掃除もできる完ぺきでパーフェクトな妹、咲宮 叉鬼は殺人鬼である。 お兄ちゃんへの愛とラブとそれ故のほんのちょっとの暴走で出来上がるのが本作品。 果たして…

名幸亮平は老人・今村豊が人探しのビラ配りを手にする。そこには藤原美奈子とあった。実は亮平は、美奈子の行方を知っていた。表にできない事情から亮平はタイミングを見計らっていると、今村…

林業作業員・名幸亮平は友人に誘われ合コンを行う。そこでルーレットゲームの出来事で前世が《殺人鬼》と出る。だが亮平は夢の中で女性を殺す。夢とは思えない鮮明な映像と感覚に恐怖を覚える…

この世には人を殺さない「殺人鬼」と呼ばれる者たちがいる。 14歳の少年、首塚知介。 彼は「殺人鬼」の少女、兵器最終と出会い、やがて「殺人鬼」という存在に深く関わるようになってい…

だれもいない校舎で貘を退治する少年。踏切を守る双子の少女。夕立ちと共に現れる殺人鬼。病によって年老いた女探偵……。死の手前の世界をうろつく、死に近い人々の記録。短編集なので、どれ…

文久二年十二月、深川で凄惨な一家惨殺事件が発生し、江戸の町はこの恐るべき殺人鬼に騒然となった。 下手人が捕らえられぬまま年は明け、文久三年一月、用心棒を稼業とする浪人、犬廻兵悟は…

殺人という絶対悪を行使する彼には理解者は存在せず、ただ独りだった――妖鬼の少女と出遭うまでは。 運命が気まぐれに許した、束の間の孤独のやぶれ。彼らの邂逅は、やがて、ひとつの町全体…

廃屋で見つかった、首の無い少女の遺体。 殺人現場に現われた幽霊は、霊が視える高校生、度会眞仁の元へとやって来た。 幽霊の頼み事とは「殺された子供を助ける」こと。 そのためには殺人…

　高校二年生の荒木康一は交際していた恋人、日向楓を猟奇殺人鬼『紅猫』によって惨殺されてしまう。復讐を誓う康一は、情報を得るべく一癖ある探偵社に出入りし始める。その一方で、康一は足…

―――舞台は1980年代後期、日本。 　バブルがもたらす混沌の時代の中、連続殺人の犯人である主人公、淡島淡（あわしま あわい）は、ある人物を殺したことを契機に、突如現れた女――ジ…

　僕の名前は家篭呪錄(いえろう じゅろく)。ある日突然、呪われた体質というものを発症し、モノやヒトの寿命が視れるようになってしまった。 　僕の周りを取り囲む、呪われた体質を持つ異…

　暁夜鳥は霊を視る事が出来る高校生。 　『虚有』と呼ばれる異能を持つ死者が引き起こす事件は、どれも奇々怪々なものだ。 　『存在しない筈の存在』であるそれは現行世界の理から外れ、理…

呪いを吐きだす妖刀と共生する殺人鬼、無意味な儀式に徹する宗教家、いじめ被害者の救世主、そして仮面の死神。 極北に位置する四人の物語が、破滅的危機概念C₃を巡り交わる時、人々に【…