「人ごみ」を含む小説

入社式を破壊し終え、帰路につく根岸京也。 今日の月は不気味なほどに青白い。 彼は竜と人のハーフで、人間世界に交じり生きることを選択した。 狭苦しい世界の中で生きることに、改めて…

俺はミツル。初春の町をさっそうと自転車で駆けていた。 そこへ１つの粗大ゴミをめぐって侃々諤々している住民たちと遭遇する――。 犯人は、お前…とみせかけて、お前…とみせかけて、お前…

「私」はすし詰めの車内で、人混みから突き出た子供の腕を見つける。少年時代、自分も人混みに巻き込まれて変な体勢をしていたことを思い出し、腕の持ち主に共感する「私」。連帯の目で腕を見…

第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト　【短歌の部】二十首連作部門　

春休み。 くじ引きで買い出しに出かけることになった大河と静良は、ついでにショッピングモールで開催されている写真展にも行くことにした。 人ごみの中、片思いの彼女と手をつないでみたい…

夏のある夜、ふと立ち寄ったアンティークショップで入手したランプ。 それに明かりを灯すと、何故か涼しくなるという――。

　コロナ禍後の今、若者が道を外ずさず人生街道を歩んで欲しいという願いを込めて詠みました。尚、簡単に覚えてもらえるように、上記２語句に加えて「オミクロン株」、「モデルナワクチン」、…

彼女が描いたえが彼にはどう映るか そして 彼の持ってる写真が 二人の履歴になる。 昼下がり彼女との待ち合わせをしていた、時計を見るとそろそろだな、こんなに人ごみの中にいて、わ…

違法建築の立ち並ぶ欲望渦巻く巨大都市ネオバビロン。行きかう人々は身体を改造し、機械を埋め込み、街並みを飾るのは極彩色のネオンサイン。 そんな街に昔からあるうわさ。このネオバビロン…

こうなっては財布も要らない。スマホだって、入ってしまえば繋がらなくなるのだ。余計な荷物だろう。少しの水と食料さえあれば、なんとかなる。そそくさと家を出て、繁華街へ繰り出す。人ごみ…

第1回「G’sこえけん」音声化短編コンテスト用に書き下ろした『一人芝居用の台本』（全７話）です。→中間選考突破しました！応援感謝。 姿の見えない女の子がアナタに話しかけてきます…

　人ごみの中。彼女は、名前も知らない一人の少女を追いかける。何日も、何年も。

　門下生の1人である車谷千哉（くるまだにせんや）は、通っている山田道場の長女・山田春影（やまだはるかげ）に淡い恋心を抱いていた。だが、師範である山田三蔵はそれを許さない。 　ある…

攻撃魔法も回復魔法も中途半端な主人公ラルは、支援魔法だけは規格外の才能があった。 そんな彼は勇者を支えるパーティーの一員。四天王最後のひとりを倒した時、 奴は最後に呪いをラルに掛…

気の迷いで夏祭りに参加してしまい、そこで人ごみに巻き込まれてしまう。 人ごみを抜けると花火会場そして、そこで偶然にも後輩の女の子に出会った。 これはエブリスタで2019年の8月…

　※注　二次作ではありません。 　新型コロナウィルスの流行で、予防の一つとして人ごみが避けられる今日この頃……。 そういえば、こちらの作品をカクヨムにUPしてなかったのでしときま…

「だぁぁぁぁぁもうやってらんねぇ！」 現世と冥府を結ぶ場所、衛門府。 とある地方の衛門府で“閻魔職”を務める男、『ゾーマ・ビサンエイジ』は現在の職場環境に不満を漏らしていた。 …

今まで書いていたものと少し異なるテイストに挑戦しています。 各話のお題は以下の通り。（各話の冒頭にもお題を記載してあります） 第一話『メイドなんて、止めなさーい！』（現代ドラマ…

人ごみの中に時折姿を現す「彼女」。それは、高校生の時に死んだはずの妹だった。 ※約6,000文字 ※本作品はフィクションです ※初出 エブリスタ『三行から参加できる 超・妄…