「五円玉」を含む小説

親から煙たがられて生きてきた主人公、神和住望緒は、何を思ったのか、廃神社へ行くことにした。そこで朽ち果てた賽銭箱に五円玉を入れると、灯篭に火が灯り、彼女を包み込んだ。 目を開け…

お金をまとめて下ろすと、三枚くらいはピン札が入っている。 それをコツコツと貯める。 少ないけれど野口英世も樋口一葉も福沢諭吉もみな愛おしい印刷ぶりとピンと張った佇まい。 お札にと…

本屋でバイトする佐々木陽菜。毎週土曜日になると、謎の若い男がやってきて「五十円玉二十枚を千円札と両替してほしい」と頼んでくる。 その目的とは一体……？ 短編賞創作フェス「秘密」…

お題キーワード「輪ゴム」「五円玉」「運転」 のらくら文芸部での企画もの 企画内容 ・お題となるキーワードを３つ用意 ・キーワードを入れて短編小説を書く 利用したサイト「ランダ…

三題噺「占い」「蜘蛛」「五円玉」

突然のリストラで妻と娘に家を出ていかれた中年フリーター、安堂伊知郎。 ある日コンビニで晩飯を買うためレジに並ぶと、小銭が足りないことに気づく。 もたついた伊知郎に差し出される、…

幼馴染が催眠術を覚えたいらしい。

ある日の放課後。ある男子へ告白し、見事玉砕してしまった佳奈は、同じクラスメイトで幼馴染でもある里中へ相談という一方的な愚痴をぶつけていた。 佳奈は感情のまま自身の辛い思いを吐き出…

「なぜパプテマス・シロッコは最終回であんなことを言ったの？」 　みたいな疑問符は創作物に付き物です。 　筆者、中村五円玉は、そういった疑問符がとても大好きなおっさんです。 　つま…

　切符を拾ってくれた青年に次の電車が来るまで何か面白い話をするように頼まれ、財布の中に入っている五円玉の話をする。 　何の変哲もないただの五円玉を私はずっと使えないままだった──…

　私こと中村五円玉は、某カラオケ配信サイト『ＤＡ●☆とも』で、〝ふわとろ太尉〟の運転名を使っていつもカラオケを楽しんでおります。 　このエッセイは、そんなカラオケ大好きなおじさ…

五円玉を大量に貯金し、素敵な男性との「ご縁」を求める少女・双葉はいつも憧れの男性像を妄想していた。 でも現実はその妄想話を仕方なさそうに聞いてくれる親友・小百合と過ごすだけのち…

※この物語はフィクションです。実在する人物・事件・団体などとは関係ありません。 ※犯罪やマナー違反などの反社会的・反道徳的な内容を含みますが、そういったものを助長・教唆するも…

転がっていく五円玉を追いかけて、少女は働く男に出会った。祖母にもらった大切な五円玉を拾ってくれたお礼をしようとしたら、彼女は男に怒られてしまう。そして、少女は改めて「恩返し」を考…

競馬で有り金を全部スった帰り道 怪しげなおっさんに突然声をかけられた 「兄さん、ゼニ買わんかね？」 不思議な一円玉を手にしたことから始まるドタバタの三日間。 お金が増えたのに…