ふわとろ太尉のカラオケ大好き・クロニクル ―あなたが世界をホロホロしたいのなら―

中村五円玉

第1話 俺はカラオケが大好きだ♥ 俺の歌を聴けぇ!!

 どうも。

 お初の方もそうでない方もこんばんは。ふわとろ太尉こと、中村五円玉です。


 今回は、誰もこんなエッセイなど読まないだろうという想定でこれを書こうと思います。


 題して、

《ふわとろ太尉のカラオケ大好きクロニクル》

 どぇーす。



 早速ですが、皆さまはカラオケがお好きですか?

 僕は若い時から大好きで、おっさんになった現在でも、未だに高校時代からの腐れ縁の友人なんかと歌うだけのために集まったりするほど好きです。


 特に若い時は、合コンなどの主催をすることもかなり多かったために、まあ必然的にカラオケで場を盛り上げたりする意味で利用することもありました。


 ☆☆☆


 最近はもう、かなりのおっさんになっちゃったから、そういった場を設けることもありませんが、にもかかわらず、なぜか選曲が女性を意識したり、場を盛り上げるための曲を意識したりすることも無くはありません。ホント馬鹿ですよね。


 近頃、ネットなんかで、

「陰キャラなので、合コンに誘われません」

 とか書いてあるコメントを多く見かけたりしますが、時代なんですかねえ。

 僕らが主催していた合コンは、友人系にしても仕事関係系にしても、そんなの関係なく人集めに奔走っしましたよ。

 特に、僕の年齢からすれば、携帯電話が個人で持つようになったのが二十代後半ぐらいからだったから、まあ連絡系統は今みたいに迅速じゃなかったんですよね。ホント、大変だったんですよ。


 幹事や、幹事補佐的な位置でことを運ぶことが多かったのですが、そうでない時は逆にホッとする反面、どこか寂しさを感じていたりして。

「ああ、俺ならこうするのに……」

 とか、くだらないことを考えてみちゃったりして。


 世の中には、色々な合コンの趣旨があることを知っていますが、その頃の僕らの掲げるテーマは、

「みんな楽しんで帰って欲しい。そして次も来てね」

 という、何だか訳が分からない集まりでした。


 中には結婚にまで至ったカップルも成立しています。無論、全てが健全だとまでは言い切れないドラマもありましたよ。そりゃあ、男と女の世界ですからね。ありますよ、いざこざなんて。


 それでも楽しむために、次への活力を養うために、そして自分たちの充実感を求めるためにやってました。


 その中で、切っても切れなかったのが、そう。カラオケです。


 実は、歌を歌うのが好きだったんですね。無論、女の子も。


 

  つづく






 


 

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