「ハイボール」を含む小説

　派遣社員の鶇里子《つぐみさとこ》は歌会に参加することが今年の目標だった。でも、結社の歌会は勇気がなくて、躊躇していた。 　そんな折、指導役の先輩、雲井大輔《くもいだいすけ》主…

不定期更新。 美味しいツマミでハイボールを飲むだけのエッセイ。 旬の食材の小話とレシピ。

年がら年中、酒を水のように飲みまくる中年。 そんな毎日を送っていると、前日の記憶がなくなってしまうことも、しばしば。 これは朝起きて、妻に「昨日のこと覚えている？」と言われても、…

昭和。 ひとくくりにするには。 結構。 長い時代です。 代表的なのは。 「三丁目の夕日」 戦後の三十年代を綴っています。 それは。 僕が生まれた頃の話で。 これから書く…

どうしようもない人生に足を踏み入れ、しかしその人生を最大限楽しもうとする初老の男。 最初は幸せそうに見えるが……

主人公と女神様、あとお酒。（イソップ物語「金の斧　銀の斧」をモチーフにしております）

ハイボールを作ろうと、氷の入ったグラスに、ウイスキーを注ぐ。 冷蔵庫を開けると、炭酸水がない。 中には書き置きが一枚。 「清水寺に紅葉を見に行ってきます」 そういえば昨日、あいつ…

酒場での男女の会話を描いた作品です。

気が付いたら。 チョコレートの。 小さな包みを開けていたんです。 夕食後に。 続けてのデザートは控えて。 つまみなしの。 ハイボールを。 しみじみ。 飲んでいたのですけど…

陽くんの部屋で半同棲状態になってから、いろいろおかしくなった気がする。 第22回「女による女のためのR-18文学賞」一次選考通過作品

酒を飲んだ時だけに書くエッセイ。ほぼ毎日飲んでいるので、毎日更新になるかも。 休載の時は、体調を崩している時か、真面目に休肝日なのかも知れません。

【お題企画】このセリフを入れて小説を書いてください！ https://kakuyomu.jp/user_events/16817139558747553484 に寄せて書いたも…

平坂紅葉、２８歳、男性経験なし。 会社と家の往復で日々を過ごす女に出会いなどあるはずもなく。 ハイボールとおつまみを買って帰る雨の夜、家の前に巨大なゴミが落ちていた。 よく見れ…

朝から大喧嘩になった一組の夫婦。 その原因となったのは、YouTubeで話題になっている「イケメン料理研究家」だった。 難癖をつけてやろうと動画を見始めた夫。だが、そこに映ってい…

寂れた商店街の一角に店を構えるホルモン焼屋「ホルモン　みち」。燻煙漂うカウンターでは、今日も客と店長の密かな攻防が繰り広げられていた。 殆ど飲んで食べてばかりいるだけの小説です。…

あらすじ…あ・ら・す・じ この文字の配列を考えて発音したのは誰だ！知っても　ふ～ん　だな！

　山田きなこは二七歳、漫画家志望。とあるスーパーの青果にパートで勤めながら、漫画の投稿をしている。 　スーパーで起こる先輩パートやお客とのトラブル、仕事をこなしながら漫画を描き続…

『私は神様でーす☆』 どうやら俺は死んだらしく、血塗れの服で真っ白な空間に独り居た。 流石に説明が欲しかったので、必死に呼び掛けたら、現れたのは幼女だった。 『虻に刺されて…