「デウス・エクス・マキナ」を含む小説

2025年、突如として日常は静寂に飲み込まれた。 異世界からの侵略者による人類殲滅宣言と——世界各地に出現した異型の怪物による、人類を襲う未知の絶望が幕を開ける。 処女作です…

かつて、人類の願いをかなえるために作られた機械仕掛けのブリキ人形――カミサマ しかし、大地震の影響から誰にも知られずに朽ちていった。そのはずだった。 「僕と一緒に遊んで！」 イジ…

　第二回サイコバニー小説大賞によせて書きました。 　高校一年の少女が異常行動を取るお話です。 　趣味と言える趣味がなかったので、わりとヘキに寄せた話になりました。 【お題】「あ…

人智を超えた超常現象「スプーン」。 主人公は「スプーン」への恨みから「特殊事件対策庁」に入庁する。しかし配属された「スプーン対策特別室」は今や厄介者ばかりの部署となっていた。部署…

(本文より)僕らは、一時的に停戦をしている二つの国の、国境の警備をしていた。二つの国を分ける、一本の線を僕らは監視し続けた。技術の進歩から取り残され、草木は生え放題のここは、時間…

　『端的に言って、Ｎ氏を殺さねばならない理由は一つだけだ。僕達の前でパンダの話をしたこと。本当にそれだけ。』 　「特防パン」「魔奏概念」「形而上積層」「PPP」……上野駅の喫茶店…

ラブコメ漫画にハマった神様には納得いかないことがあった。それは物語の“三番目以降に出るヒロイン”はほぼ負けてしまうということ。 そこで三人の女の子を呼び出し、“三番目に意中の男に…

　機械神、デウス・エクス・マキナを崇拝する魔導王国。 　しかしそれは偽りの世界。 　人がマザーによって管理されるようになってから数千年、その支配から逃れる為、人の人としての尊…

デウス・エクス・マキナ

　小さな国エルフィの王女サーリア。美貌の彼女は数々の逸話から『神に愛でられし乙女』として敬われていた。 　ある日、隣国アダルベラスが攻め入ってきて、サーリアは略奪されてしまう。 …

足湯で有名な寒村、湯ノ足村へ向かう道中。 調べ上げたかつての事件のファイルを開く。 ”湯ノ足村連続疾走殺人事件” チープな見出しに辟易しながら、全てが眠るあの村へと 彼は向かっ…

　科学が最高度に発達したある日、人類はついに神の存在を確認した。その時、神は『隙間』から解き放たれ、人類が『神の領域』に入ることを許す。 　世界が完成し、人類の全てが成就した今…

KAC20205参加作品。魔王軍の猛攻に敗北寸前の王国軍。転生魔導士は、最後の究極魔法を詠唱する。彼は世界を混沌から救うことができるのか—―というナレーションを、渋い男性の声で脳…

「でもね、少しだけ感謝しているの」 　前に一度、姉は穏やかな表情でそう言った。人類に脅威が迫るこの現状を、姉はそうして受け入れたのだ。 「あのとき神が現れたから、私は、2人を失わ…

　赤山修二、５５歳。現場一筋３０年の小学校教師は、ある日「白狼小学校」と呼ばれる小学校に副校長として赴任する旨辞令を受ける。指導者が無気力である言われるその小学校を変えるべく修二…