「カクヨムコンテスト【短編】 万人向け」を含む小説

ネコがうっかり発した一つの言葉が、巨大なマンメン・ドラゴンの怒りを買いました。 ドラゴンは平和のルールまで否定し、ネコのお菓子を受け取らないという「嫌がらせ」を始めます。 …

僕が飼っていた、いや、家族だったジャンガリアンハムスター。名前は『たまご』。 僕は、そんなたまごから勇気をもらった。 だから僕は前に進み続けることができる。 そう、今でも―…

「あついね。」 「うん、あついね。」 「美味しいね。」 「うん、美味しいね。」

生を全うした魂が行き着く『黄泉の国』。 妖怪が暮らすこの国は、現世と同等レベルの発展を遂げていた。 小さな書店に勤めるガイコツ人間・灰崎は今日もけだるげに一日を過ごすのであった。

とある小さな町の港にある桟橋に、見たことのない一人の少女が腰掛けていた。この子は誰なのか。何をしに来たのか。少女と彼女が気になったとある少年。 これは誰の記憶にも残らない不思議な…

「爪先」と書かずに「つま先」と書くのがなんだかいやらしいですね。これはきっと「刺身のつま」とか「妻」とかを先にするシャレを絡めて作品を書けるよ、というやさしい気配りなのか誘導か？…

おなじ雪を見ていても、ふたりが思い出すのは別の情景だった。 本作は『サブロウ・クエスト～いせかいへGO！ めざせ、竜王の大地！』の続編です。 https://kakuyo…

「MeはYouたちより一足先に、いせかいにトラベルして、竜王を見に行くザンス、ベイベー！」 ふざけたメッセージを残して、サブロウが仕事を投げ出して逃げした！ 手掛かりを元に、…

「勇者様が凱旋なされたぞ！」 王は勢いよく、門を開ける。だが、そこにはボロボロにやつれた勇者がいた。 それに加え、五人で旅に出たはずなのに、帰ってきたのは勇者一人だった。 「勇者…

耳を疑いました。サブロウ先生がチカさんとわたしを取引先に紹介していやらしいことをさせようとするなんて！　サブロウ先生なんてサイテーですっ！　もう知りません！

地球の自転１回転分、つまり1日は24時間です。そして1時間は60分だから1日は1440分です。そんな地球の自転が1440分の１遅くなり１日の長さが24時間と１分になったら、どんな…

年老いたヨウイチは、中学三年生のころに、電線に止まっていた鷹が落とした羽を大切にしていた。

雷を怖がる少年に兄が渡してきたのはストームグラス。 少年は手のひらの中で咲く白い結晶に目を奪われる。 怖がりな少年がストームグラスを観察しながら少しずつ世界を広げていく1年間の…

一人娘を溺愛している父親の二十八年間。 しかし娘が巣立つとき、気づけば妻との関係が希薄になっていて──

T駅の踏切りではとかく人身事故の発生率が高い。 その日も人事事故で足止めを食らった斎藤美波は、ひとまず疲れた体を休ませようと待合椅子に座ろうするが、椅子にはカセットテープが置いて…

日本人形の千代は、主である玲司のことが大好き。ところがある日、玲司が美咲という女を家に連れてきた。 嫉妬深い千代は仲間の手を借りつつ、人形が使える不思議な術を駆使して美咲を追い出…

バブル崩壊による日本経済の低迷、そのあおりを受けて会社から解雇通知を受け取った一人のアラサーが転職活動を頑張る話。 カクヨムコンテスト10【短編】の最終選考対象作品です。

白き世界。今ここで書いているあなたも、これを読んでいるあなたも、この世界に足を踏み入れているーー。【三題噺 #68】第４０回私の短歌で物語を綴って下さい。（お題１８０『微酔』－「…