「なんということでしょう」を含む小説

俺――黒野真央（くろの・まお）はこの春、高校に入学したばかりの平凡な男子高校生だ。 しかしその前世はなんと！ 異世界の魔王ブラックフィールドだったのだ！ 入学してすぐに、前世…

　容姿端麗頭脳明晰、膨大な魔力と公爵令嬢という地位にも関わらず奢らずに謙虚であり、その立ち振る舞いから完璧な公爵令嬢と呼び名の高いアンジェリーク・フォン・ザクセンは、ある日突然、…

前世の記憶を思い出した。 どうやら俺は、異世界に転生していたらしい。 だが、なんということだ。 俺が転生していたのは、デリル・グレイゴールという名の悪徳貴族だった。 しかも年…

　不敵な笑顔で「おはよう諸君、何かお困りかな？」 　知りたいその秘密「この魂に憐れみを」 　抜けてるとこさえ「──食うのか？」「食べない」 　完璧に悦浸る彼は──── 　天災…

「資格でも取るか」と思い立ち、勉強のため社会人サークルに参加してみたら、なんということでしょう、そこは淫行サークルだったのです……。 「エロ女と淫行イケメンたち」 ＶＳ 「主人…

※センシティブ注意。長々とすみません……。 ※削除が怖いので伏せ字対応させてもらいます。これで消されたらさもありなんということで。

僕ことリョウタは妻のユウさんとある居酒屋に来ていた。メニューを見ていた時、カウンターから「トリあえず」を繰り返す外国人の観光客を見かける。妻は助け舟を出すのであった。 一方、リョ…

研究所から研究中の細菌が流出したとの速報が流れてきた。 「ささくれ菌（仮）」という命には別状は無いが手にささくれができやすくなるというものであった。 人々は安堵するが、そこに落と…

なんということもない話ですが、 私の立場になって考えてみて下さい。 これからどう接していいのか、 背筋が凍りますね。

「ヴァネッサ・ユータカリア！　お前をこの学園から追放する！　そして数々の罪を償うため、牢に入ってもらう！」 　わたくしが通うヒンスリー王国の王立学園の創立パーティにて、第一王子…

　教室の一角で友人たちと大半の時間を過ごす恋愛とは無縁の男子高校生──佐藤拓人（さとうたくと）。彼の学年には”白雪姫”と呼ばれる美少女がいた。頭脳明晰で容姿端麗で品行方正。まるで…

玲野（女性・28歳）が、高校時代の挫折を振り返るお話。百合風味。お仕事ものでもあります。書きかけのものがちょうどはまりそうなことに気づき、急いで手直し＆完成させてのイベント参加で…

　なんということだ。私の大大大好きなゲームアプリ『365日と恋物語』が2024年3月にサービス終了するらしい。 　このアプリがあったおかげで私は生きているのに。残酷な現実。 　私…

　昨年、先輩の高校卒業間近に付き合い始めたふたり。僕は交際が始まって初めての夏にどう対処するか四苦八苦していた。なんということだろう、彼女は筋金入りの夏嫌いなのだ。

こうなっては財布も要らない。スマホだって、入ってしまえば繋がらなくなるのだ。余計な荷物だろう。少しの水と食料さえあれば、なんとかなる。そそくさと家を出て、繁華街へ繰り出す。人ごみ…

６０才。小学校教師。もうすぐ定年退職。そんな倫子（りんこ）の前に、幼なじみが現れた。幼なじみは６才だったあの頃のまま。倫子に一緒に行こうと誘ってくる。一緒に行った世界はこちらの世…

　エクリシア男爵家令嬢ミリーナは、幼い頃にジェンという名の少年と知り合い、その笑顔に淡い恋心を覚えた。 　指切りをして再会を約束するも、ジェンとはその後、音信不通になってしまう。…

峯岸浩太郎はアメリカの研究所で働くウイルス学者のエキスパートだ。 私生活では冴えないながらも、女友達も出来た。 在宅勤務の日の終わりに見た茜色の夕焼けを見て、彼は子供の頃の出来…

ハトにスナック菓子を投げている人間を見て、「俺はあんなハトの体に悪そうなものは与えない」と思ってきた。 ハトぽっぽタイムを楽しむなら絶対に食パンだろう。人間の朝食に使えるほど栄…

仕事をしながら日々頑張っているけど、やっぱり疲れちゃったり、ちょっと不機嫌になったり。 そんな家庭の日常の断面を、さっくりと切り取った掌編小説集です。