「短編もの」を含む小説

とある国の幼い姫。彼女は一緒に育ったセリアラを実の姉のように慕っていた。セリアラも姫様を実の妹のように大切にしていた――お転婆な姫に振り回されることの方が多かったが。

　俺は世界が傾いていると思う。 　皆にいくら言っても、俺の言葉を聞かない。 　だけど、絶対に傾いていると思うんだ。 　ふと思いついた話です。 　続きません。 　とて…

たっくんのおうちはお寿司屋さん。すし職人のお父さんは毎日、お客さんに美味しいお寿司を握っていました。 そんなお父さんが、たっくんは大好き。だから、お友達との「お店屋さんごっこ」で…

毎月ごとに書き下ろしを連載します。 １１月号ピックアップ「孤立無援の山で」 秘境の集落で暮らす老人の家にお尋ね者が！　それから山の住民が１人ずつ減ってゆく事件…犯人は外部犯ではな…

　明治三十二年、東京・本所。 　凧職人の老舗「雲雀屋」の養子・霜月梅吉は、伝統に縛られ、新時代の波に乗り遅れていた。そんな彼の前に現れたのは、西洋の技術を取り入れた革新的な凧を作…

輪を昇って、「親」の土星に会いに行く話。 「私」は土星と人間のハーフ。親譲りの輪っかを持っている。 いつまで経っても帰ってこない土星を迎えに行くため、輪を縦にして宇宙に向かうこ…

映画について女の子が喋ったり喋らなかったりします。1話完結大体1000文字以下。 〜あらすじ〜 社畜を拗らせて無感動気味のOL、空。映画館に住む少女、あかり。動画配信で稼ぎたい…

日常に疲れた一人の女性が、偶然耳にしたボレロのリズムに心を奪われる。その瞬間から、彼女の中に眠る情熱と衝動が解き放たれ、夜ごとに踊り続ける日々が始まる。音楽と踊りに溺れる彼女は、…

ある、雨が降っていた土曜日。 半日の勤務は終わって家路を急いでいた碧がマンションの下で見つけたのは、高校生の時に付き合っていた彼女である紗理奈だった。 「……紗理奈、今更何の用…

この城には、噂がある。 伯爵夫人は、娘の血を吸って、美貌を保っているのだと。 ばかばかしい噂だが、実際奉公に言った娘が戻ってきていない。 調査のためにわたしは城に潜入した――――…

noteの方で書いた小説をこっちに貼ったり、こっちで少し書いたりします。短いものばかりですがぜひ読んでください。

冒険者は、力さえあれば食い扶持には困らない。ランクを上げれば他国への出入りも比較的自由になり、名声も手に入れることができる。一方で街や近隣村民からの小間遣いとして働けば、犯罪行為…

スマホに「DIE OF　SHINE(ダイ・オブ・シャイン）」のアプリがインストールされたらもうこの世界は終わりだ。消そうとしても消せない、開けないへんなアプリ。海という少年は、こ…

初めてBLというものを書いてみようとしたら、何か違う料理ができました。 非常に苦いです。どうぞ。 （完結済み/全2話）