「未来 SF」を含む小説

「ただいま」 ２５２０年。夏。 少女の「ただいま」に昔の記録を揺り起こされた私はつい身構えてしまっていた。 【あはは…】 もうあの頃違って少女も成長したというのに…私はまだ彼女…

「充電させてもらえませんか？」 そういって首元を見せてきたのは美しい少女だった。

未知のウイルスの出現から10年。 最悪の場合死に至るこのウイルスを、人々はいまだに根絶できずにいる。 私の「ほんとうの顔」を知るのは、家族や恋人など、親しい者だけ。 そんな世界…

第2回 かぐやSFコンテスト（テーマ：未来の色彩）応募作

五秒前の過去や、五秒後の未来へ意識を飛ばせる「タイムマシンみたいな装置」を購入した主人公が、いきなり一年後の未来へ飛ばされてしまう話。

雨が止むことなく降り続く未来世界。地球は原始の姿を見せていた。

　未来、ＣＯＶＩＤ－１９の大流行によって地球は死滅しそうになっている。ワクチン肯定派（大病院連合）と否定派（ＡＶＣ）に人類は二分され、生き残りをかけた大戦争を起こしていた。肯定派…

好きな人と好きだと言ってくれる人、同じ日にプロポーズされた夜。 迷いに迷った私を待っていたのは……。

いつか来るかもしれない近未来。 世界では、意識をバーチャル上にアップロードし、さまざまなことを疑似体験できるサービスが、広く親しまれていた。 「僕」もまた、そのサービスを利用…

遥か遠い未来。環境汚染された地球を救うため別の惑星で研究を続けるリズは、地球で兵士として戦っている無口な友人・ケヴィンに動画を送る。動画を通じて動き出す心。二人を待つ、未来は……？

世界は理想郷へと変貌した。人が働く必要も、お金を稼ぐ必要も無い。人の義務はただ生きること。ただそれだけ。そんな世界に生きている男、八家　五　この世界を窮屈に感じながら日々生きてい…

　時は近未来、大きな戦争が終わった。 　停戦から終戦、そして次の戦争までの平和……その混乱期のさなか、一体の戦闘用ロボットが破壊された。最高にして最強の都市殲滅型ユニット、その名…

雪隠れ。雪が全てを覆い尽くし、それごと消してしまうこと。

　酒場で旅人は身の上話を始める。故郷である山奥の村には、全身を模様で覆われ、人の心を読むと恐れられた女が一人で住んでいたという。幼き日の旅人は、大人は近づくことが許されないとされ…

身体を機械にするサイバネティクスが一般化した近未来の日本。 横浜の片隅で、柚香は赤毛の優男・フェイと出会う。 何やら怪しいところもあるが、フェイを気に入った柚香は彼を拾う事に。…

今シーズンのギャラクシーフットボールリーグの頂上決戦である「ハイパーボール2049」は、地球圏の名門チーム「ボールドイーグルス」と外惑星圏の新興チーム「サターンタイタンズ」の闘い…

西暦２１２２年。死人が動き出して生きる者を襲い始め、人類は終焉の危機を迎えていた。天界の神仏たちはそれを人間の行いが招いたことだと放置することを決めたが、彼らを救おうとある仏が立…

少なくとも300年と少しの未来。 人類の存亡をかけた戦いに出征し、故郷に置いてきた恋人に手紙を送るが、返事が来ることはなくて。 手紙形式で進行するSFショートショート。

スマート家電が安アパートにも普通に搭載されるようになった、ちょっと先の未来。 自堕落な性格のOL、理子が住み始めたアパートではちょっとおかしな現象が。 どうやら、前の住居者のデー…

　飲むと、4時間だけ身体能力が強化される代わりに、猛烈な吐き気を伴う錠剤、「UDUKI」。 　ただし、100粒に到達すると、自我が崩壊する。 　特殊部隊の戦闘員だった上坂幸太郎…