「猫 短編」を含む小説

なんのことはない、これは我々の他愛ない日常を切り取ったものにすぎない。人間たちの知り得ぬ我々の世界があるのだ。せいぜい驚き、変わらぬ献身を我らに注ぐが良い。 …………にゃん。

にゃあ。 こんにちは、ハルだよ！ 猫の女の子なんだけど、前世は人間の男の子だったんだ。 散歩が大好きで、裏の公園の隅っこの穴の向こうの異世界が縄張りなの。 ふふふ。 今日のおやつ…

夜を駆ける列車の中で、僕は不思議な体験をする。 車窓の向こうに本マグロ。電灯に集うらんちゅう。膝の上の黒猫。 そして、隣の車両には意中の彼女。 僕の想起と一人称で語られる、半年…

もし、自分の気持ちを自分がいなくなったときに。なんか違うものを使って伝えれらいいなーと。思う、人の女と男の物語である。そして、女の子は、猫に、男の子は、その猫の飼い主に。 ──そ…

猫坂のまつわる伝説と少女のお話です

夏にぴったり爽やか鬱小説。 3000字弱でステレオタイプな夏に連れて行ってくれます。 pixivのBOOTHでこの小説のあとがきと雨時時雨さんがこの小説にあてて描いてくださった…

都会へ出て、力及ばず田舎へ帰り、己の情けなさを嘆く青年の前に現れたのは一匹の丸々と太ったキジトラの猫だった。 不思議な力を持ったでぶ猫は寂しく生きる幼い少女の元へと誘う。 人間で…

にゃっ……にゃー？？？？？ にゃー……にゃー！！！！！！！！！！！！ ねこのおはなしです。よろしくおねがいします。

死の匂いを運ぶ月、全てを包み込む夜の闇、忘れ去られた廃墟……。 太陽の死んだ世界で、少年と少女は何を思い何を感じるのか……。 完璧な美の世界とその出口。手を伸ばしても届かない……。

月猫に書きました。一番気に入っています。

猫になった男の話。

月猫に書いたやつ。 バラードの「溺れた巨人」オマージュです。

本山さんはとてもキュートな人です。

月猫通りで書いたやつです。SFです。

光堂の変わった店主たちと、そこを訪れる人との物語。 闇に囚われし者、光を失いかけたる者、救わんと願わくならば、我ら神より授かりし使命により、主《ぬし》を調和の輪へと導かん。 …

桜李《おうり》高校のミステリ同好会が初めて事件らしい事件に遭遇。 夏休み、大好きな部長の遠野凛太郎と一緒にいられるだけでかまわないと暑さに堪える知子。 あまりの退屈具合に彼女の…

僕は田舎に住んでいた。 猫がいた、土があった。

2013年11月に『月猫通り　2142号』という同人誌で発表した小説です。 日常の謎ではありません。