「きっと」を含む小説

名由多家の三兄妹が思い思いに記す、それぞれの物語。

きっと、この世界が泣いている。 他人のために命をかけて戦ってまで生きる必要があるのか、何のために力を持って生まれてきたのか。 すべての生命の根源である『世界樹』が存在する現代…

小さな挿話のような短い物語です。 ひとりの誰かが何も知らない場所で、何もわからないまま迷いの中で歩いている、そんな心象風景を覗き込みます。 サザンクロスという名の植物の花言葉から…

うたうのは、ひとだけじゃない。 ひとに望まれ、ひとに愛されたもの達も、その声なき声を響かせる。 それをきっと、ひとは潮騒と呼ぶのだろう。

主人公の佐竹 陽介(さたけようすけ)は、強豪校でエースピッチャーをしていた。しかし、高3の夏、最後の大会前に不慮の事故に合い、最後の大会に出ないまま引退を迎えてしまう。ただぼんや…

佐山れいかには特別な能力がある。それは毎晩、予知夢をみることだ。この能力のおかげでれいかは今まで心の底から驚いたことがない。ある日、友人と推しているアイドルグループのライブへ行く…

病によりもう間もなく死ぬ少女、亡心時雨に対し、その友人の少年、遺継流星はある日、《流れ星に願えばきっと治る》と、叶いもしない希望を聞かせてしまう。 翌日、流星は自己嫌悪に陥りなが…

好きです。 そんなたったの四文字が言えたら誰も苦しむことはないのに。

1日が48時間になったら、何が起きる？ そんな理想的な人生だったら、きっともっと人生は豊かになる。

道永康太郎。 彼はとある理由で音楽から身を引いたドラマーだった。 高校生活で二度と音楽に触れることなんてないと、そう思っていた。 しかし彼は出会った。 音楽を愛し、それ以上に彼…

なんの取り柄もない冴えないサラリーマンの戸井は、行きつけのバーで見慣れない女性客によって美人局に遭ってしまう。命の危機をも覚悟しぐっと目を瞑ると、突如見慣れぬ光景が広がっていて─…

　少年は夢を見る。 　学校の屋上で女生徒に告白する夢を。 　一世一代の大勝負。しかしその勝負は負けという形であっけなく幕を閉じた。 　そんな夢を彼は毎日見ていた。 　来る日も来…

設定資料集やスピンオフ話、ネタバレ含みます。 テーマとしては 「所詮他人と思って傷つけた人が数年後、あなたの家族になるかもよ？」 誰がいつ、どこで繋がるかわからない。 結婚した…

カクヨムに登録して早三年目となった筆者が、 過去数年を振り返りながら、思ったこと、気付き等々を率直に綴ります。 登録者数百万人を達成して、益々勢いのある一大ポータルとなったカク…

僕は「小高 宇宙」（こだか そら）って高校二年生。 親父の仕事の関係で、ど田舎の高校へ転校した。 そこで「道枝 梨紅」みちえだ りくって女の子と仲良くなった。 僕は自分の想い…

第3回HJ小説大賞後期「ノベルアップ＋」部門、最終選考に残りました！ 【第一部 腰痛勇者編】 勇者クロウは魔王を討伐した史上最強の勇者だった。 しかし魔王との戦いで限界まで…

『そして僕には不要な男性器がついてる…交換してくれない？』 『無茶苦茶言うな』 『でもそうしたら。色々スッキリすると思わない？』 『そりゃね。私は男として思う存分、女性を好きにな…

二十年前のフランス留学。仕事をしながら語学学校に通うものの、どうしてもフランスに行きたくて、行った若かったあの頃。 スマホも無かったし、色々大変で、今では全く役に立たないことばか…

レストランでぼくは出会ったんだ。 でも、彼女はどうやら悩みを抱えているらしいんだ。 きっと、その悩みをぼくに打ち明けたなら……。 改稿作業中。カクヨムコン９に参加しております。