希望を感じさせる作品だった。読んでいる間、ずっと温かい何かに支えられているような感覚だった。誰にでも、無理やり蓋をした思いや過去があるかもしれない。それは全然普通のこと。だけどそれをすごく後ろめたく感じることがある。そんな自分がまた許せなくて、自己嫌悪に陥ってしまうことがある。だけど音楽は人を変える。音楽が持つ力は偉大だ。誇張でも何でもない。彼らの成長を、これからも見届けたいと思える。そんな素敵な作品だった。