「＃伝奇 ＃短編」を含む小説

表情から感情の一切が消え失せた売れない戯作者――佐倉（さくら） 雀の羽根のような色合いのフワフワの髪を持った少年――すずめ丸 そんな二人の長屋にやって来たのは、長雨が妹のせいか…

S大学の名物講師秋山。彼のもとに、二人の学生が訪ねてくる。ある噂について訊くために。

１話完結型の短編集。盲目の旅人ラフカディアはあらゆる世界を旅して、その見えない目で出会う人の悩みを見ていく。

極東風『クトゥルー神話』のアイテム・設定のかずかずを放り込んだ闇鍋。 サークル「phenyldruger」様のクトゥルフ神話アンソロジー『「幻視秘録－忌－」-ドラッグフェニール…

身内の短編小説勉強会のために書いた短編小説置き場です。 各短編は一話で完結するもので、関連はありません。

長編出張読み切り短編博覧会Vol.1 https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054921619726 怪力乱神を語る https://k…

極道とは、日本のこの世ならざる側面に君臨してきた巨大霊能組織である。 組の金で私服を肥やす組長を殺した“俺”は、組長の腹心であった霊媒《ワザシ》の女“雨花”と共に、組長の死体を組…

祭りが佳境に差し掛かる。 もうじき舞が始まる。 僕らは祭りを終わらせる。 この作品はWeb光文社文庫Yomeba! のショートショート第12回テーマ「祭り」に応募しよ…

悪夢の館に忍び込んだ盗人、地底の王国に迷い込んだ労働者、僻地に赴く宣教師、騎士と出会った男……そこにあるのは現代社会の光によって姿を消した闇の住人たちとの邂逅。奇妙な世界に迷い込…

送り犬（おくりいぬ）は、日本の妖怪の一種。東北地方から九州に至るまで各地で送り犬の話は存在するが、地域によっては犬ではなく狼であったり、その行動に若干の違いがある。単に山犬（やま…

　山に住んでいた孤独な狗は人に憧れてしまった。人になった狗は、伏姫と名付けられ様々な｢初めて｣を経験し、そして人間という存在を知っていく。

　eスポーツ文化が広く認知された、2020年の日本。プロゲーマーでもある主人公の男は格ゲーのオンライン対戦でとあるユーザーを待っていた。 　そのユーザーの名は“Nephila C…

深い森の先、山々の谷間で息をひそめる小さな村の丘の上に、白い教会が佇んでいた。 森を逃げ惑い、その教会に迷い込んだ『私』は、そこである少女と出会う。

仕事がない。いや、仕事はあった。しかし、今はない。俗に言うリストラであった。経営難らしい。自分は末端の人間であったので仕方がないと言えば仕方がない。泣けど喚けど帰宅の時間はやって…

片目の魚しかいない沼、寺にある幽霊の絵、怪しい東北の民話や伝承を短編小説に。

異世界に転生した際に、特殊なスキル/能力と引き換えに、どうやら、「それぞれに何かを失なった何人もの自分」に分裂してしまったらしい少年。 そして……自分同士の戦いが始まった……。 …

伝奇、詩、捉えどころのない人。どちらからも半端ものとされた人のお話。

Uターンなんてしてなるものかと上京した丸山円。そこで、髪ボーボーでボロ着姿の子供と出会う。 KAC20203　第3弾『Uターン』の 参加作品です。

不完全な、この世界で――。 昔ながらの貧しい村。 迷子だという幼い少女。 手招く老婆、笑う村長、ここから去れと言う村の子どもたち……。 少女には、目的があった。 この世界の…