パルプ神話群

作者 鯨ヶ岬勇士

28

11人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

第7話まで読了後のレビューです!
一言で言うのであれば、この物語の第一印象は「静寂」でした。

静かに雪がいつの間にか降っているかのような。
静かに暖炉の前で物語を待っているかのような。
そんな、静かに伝う水のように物語が進行していきます。

丁寧に描かれる描写は、あらすじにも書いてある通り、一話ごとに物語が紡がれるのですが、最初は長いように感じるかな?と不安がありましたが、決してそんなことはなく、スラスラ情景が頭に浮かぶのは作者様の技量が素晴らしいからだと感じました!

会話の掛け合いよりかも、描写重視で物語を楽しみたい方は、特にオススメしたい作品です!

★★★ Excellent!!!

それは暖炉の前で、雪の深い夜に読むような。

もし自分がこの物語が描かれた本を開くなら、
きっとそんなシチュエーションを想像するでしょう。

淡々と描かれる物語は、古い本に記された伝承を読むようで、
静かに、深い造詣をもって綴られる、味わい深さが印象的です。

一話完結のため、例として一話をあげるなら、
学者の男が村の古い因習に興味をもって現地を訪れるという話で、
それは山に棲む火竜と、その怪物を討つ勇者の話へと繋がっていくのですが……

もしこのレビューを読んで実際に物語を読んだ方がいらしたら、
良い意味で裏切られてくれるものだと信じています。

積み重ねられた言葉、肌で感じられるような描写、
おぞましさと深く刺さるものを残す読後感……

これはどこかの世界、どこかの歴史のなかにあった、
名も無き人々の、魂の記録なのかもしれません。

★★ Very Good!!

「全力ー」の企画から読ませて頂きました。
とても長く、丁寧に描き込まれていて、美しい文章でした。
一作品の中に短編が何個も組み込まれている、というのも面白かったです!
改行が少なく、一話の文字量が多くても、ちゃんと読めるんだ。と客観的に見て、思う事も出来ました。