「短編+- 親子」を含む小説

森にすむシマリスの子供は初めて見る『雪』に大興奮。お母さんは雪の恐ろしさを教える。

◆私の旧ペンネームは、「真白小雪（ましろ・こゆき）」といった。 いまは、「いすみ 静江（しずえ）」という。 はっとすることがあり、一文字も嚙み合わない名前に変更した。 そして、の…

雪龍への生贄に捧げられた幼い少年・トウヤの命を救ったのは、一人の女性だった。 トウヤはその女性・ユミルと約束を交わし、親子として暮らすようになる。 雪深い森の奥、穏やかに暮らす…

母と「私」の最後の会話

「父親というより、久しぶりに会える親戚」のような印象を残してこの世を去った父。その父の残したARグラスを、表情をうまく変えることのできなくなった少女は見つける。彼女は父の残した眼…

靴下は必ず片方なくなります。ショッピングモールでは、子供も迷子になるのです。 靴下を片方なくした女子大生が、迷子の少女を安心させるお話です。

クリスマスの楽しみを無くしたくないと、絶対に正体をバラされたくないサンタのお父さん。 何が何でもサンタさんの正体を暴きたい息子。 正反対の思惑を持つ二人が、聖なる夜に静かにぶつか…

　１９６９年１月１３日。村橋家の初めての子どもが生を受けた日は、窓に小雪がちらついていた。駆けつけた夫と共に、私たちは子どもの名前を考える。 『一蓮托生～蓮華の下で結ばれて～』の…

親子ならではの感動的な何かを探しましたが、ロクでもないものしか出てきませんでした。

2087年、監護及び教育の権利義務について法改正が行われ、養育費未払問題の解決策として『養育義務遂行施設』が開設された。そこは子どもに対して親の責務を金で償う事実上の刑務所だった…

雪が原因で子どもの父親を亡くした女子高校生が子供を育て気丈に暮らしている。 ある雪の日の夜に、亡き彼氏と対話を通じて、嫌いな雪、それが嫌いな自分を少し許せるようになるお話です。

起眞市のとある郵便局。 そこでは死人に手紙を送ることができるらしい。

知らない間に死んでいた彼女に起こっていたこととは……？ 是非お確かめ下さい。 ※本作はカクヨムコン10、現代ドラマ・文芸・ホラー短編部門、カクヨムネクスト賞参加です。

喧嘩ばかりして来た母から逃れるために十八で家を飛び出した娘。 それ以来、母とは音信不通だったが母の死をきっかけに娘は十年ぶりに実家に帰省する。 其処で手渡された一冊の日記から母の…

二十五歳の誕生日、都のSNSに父を名乗るアカウントから誕生日を祝うメッセージが届く。都が小学生のときに母と離婚した父と最後に会ったのは、十年前の中三の夏。カフェで苺の巨大パフェを…

歳を取って息子から施設に入るように勧められる父親の心境と親父であるということが年代を追うごとに変わってくること、そして、年代を追っても変わらないモノを描いた短編ものです。

※この作品はフィクションです。 ​───────​───────​─────── 拝啓 年の瀬の、寒さの身にしみる季節となりました。 あの時、母に言われた言葉は今でも心に深く刻…

◆秋山純生（あきやま・すみお）は、高校三年生で、進路を美術系か理系の大学か悩んでいた。 母、秋山幸子（あきやま・さちこ）が、「二つとも卒業すればいい」と助け船を出す。 おそらく、…

タケオとユヅルは、十の年の差がある同性カップルだ。ふたりの出逢いは、二年前の七夕。久しぶりに定時退社をしたタケオが、偶然通りがかった公園でユヅルを見つけたところから始まる。雨降る…