それでも、親は親

うさ田ケリー

第1話 私の理想の男性とは

突然ですが皆様にとって何の興味もない告白です


私は年上男性が好きだ


初恋は同じ保育園のさとしくんだったが、小学生になると10以上離れたいとこのお兄ちゃんが好きだったし、カッコいいな〜と思った芸能人はだいたい自分より10〜20は上の人が多かった

そして結婚した相手も15歳上の人である


私って年上好きだと自覚した時、ふと何でだろうと疑問に感じた

あら?

もしかして私ってファザコンなのかしら、と思いついた

私は父が40の時にできた子だ

そのせいか、今まで怒られた記憶がほぼないと言っていいほど甘々だったように思う

夕飯に魚が出れば骨を取って食べやすくしてくれたし、休みの日などはよく遊びに連れて行ってくれた

(と言ってもひたすら自転車を漕いで遠くまで行くと言う、何とも安上がりな遊びだ)


私にとっては父親こそ理想の男性像なのかも?

とにかく甘やかして欲しい

何でも受け入れてほしい

そんな願望が歳上男性を選んでしまう原因なのでは、と。


ただし中年になって冷静な判断力がある今なら、きっと父のようなタイプは結婚相手には選ばないだろうと思っている(すまん、おとん)

私が歳上男性を好むのは、好き勝手に動き回る私を寛容に見守りつつ、大事な場面ではバシッと判断し導いてくれるようなそんな理想を抱いているからだ(まあ、現実にはなかなかそんな男性に出会えることはないが)

大人になればなるほど、あら、お父さんって何だか私より子供じゃね?と思う機会が増えてきたように思うのである


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