「真っ黒」を含む小説

新宿の地下に広がる城塞都市『常夜街』。日本の九龍城とも称される入り組んだ魔窟には、人間でない者が多く暮らしている。 人間の少年・王大河（おう　たいが）は、幼い頃に薬屋『蓮夢堂』…

大学生なんて、お気楽でしょ。適当に授業をサボって。適当にサークル入ったり、居心地悪くなると辞めたり。適当にバイトして、適当に遊んで。 どうしてこんなに真っ黒になるまで練習して。…

高校二年生の下宮 真雄は暗くなった学校からの帰り道に奇妙なものを発見する。それは一つの穴だった。真っ黒で宙に浮いている穴。真雄は本能でそれが危険なものだと察知して逃げようとするが…

　ある夏のことだ。ゼミ室での飲み会帰り、限界まで酔っ払った深夜だった。等間隔でチカチカと光る電灯から電灯へと、覚束ない足元を引き摺り部屋へと戻ろうとする最中、急に目の前に暗闇が広…

自主企画参加用。 300文字は全然無理でした…；；

子どもの頃から俺にアプローチを続けてきた彼女、鬼門緋雪（きもんひゆき）ちゃん。 見た目は抜群にいいんだが、いかんせん彼女の実家の家業は黒いも黒い。真っ黒だ。 追い込まれた女性の…

突然学校を休みたくなったボク。 好きな子に告白しようとするボク。 大学受験をしようとするボク。 様々な場面でボクを助けてくれる真っ黒なクロ。

～軽く世界観説明〜

 　人類は皆、バーコードを首筋に刻まれ生活している。それは人としての証であり、バーコードのないものや罪人の証である黒く塗りつぶされたコードを持つ者は到底同じ…

【概要】 　イヴァン公国にある大貴族の家に生まれた少女、ネフテリア・パキストは、貴族達の通う学校（平民枠の試験に合格した平民も通っています）、ノワール学園で自由気ままな生活を送る…

〈あらすじ〉 とある小さな街の片隅にある、使われなくなった古い郵便ポスト。 そこへ毎晩こっそりと手紙を投函する少女「リリカ」を、 ポストの地縛霊である「ディア」は密かに見守ってい…

【主要キャラクターの概要・設定】　　　　 バン （地搗 渢 / ちずき ばん）　吸血鬼　　　 源平合戦で首を落とされた若武者。首を落とした張本人が後悔し、蘇りの魔法をかけたが失敗…

大天使のコンビ、統夜とフィーア。 彼らの仕事は、神が管理する世界樹『ユグドラシル』の摘果作業。 ただし、只の摘果じゃない。ユグドラシルの実は、その中に世界を内包するからだ。 悪…

人魚と人間が長く戦争を続け、疲弊したとある港町。海は汚染され、人魚達は細々と人間に紛れて生き延びている。 その街の片隅で、真っ黒な人魚の少女──通称「人魚姫」と、その「弟」を名乗…

スコールのように 悲しみが襲う日もある スコールのように 優しい人たち に沢山出会う事もある

　人口400人の島にひっそりと建つ古ぼけたシェアハウス、あやめ荘。 　島には、コンビニも駅もなく不便だが、静かで暮らしやすい場所だ。 　都心からは離れており、夏場は観光客でごった…

俺の前に現れた真っ黒な箱。その箱は、実はある力を持っていて…。

～アノコの世界、登場人物～ アノコ：落ちてくるソレを集めて管理している。落ちてきたソレを皆に還せるのはアノコだけの役目。郵便屋さんみたいな帽子をかぶり、肩掛けカバンを下げてい…

【本文増量試し読み・掌編三編一挙公開】 生まれてこの方、須磨軒人（すま・のきひと）に安心できる場所はなかった。 どこにいてもお化けに苛まれる。人に憑りつき、人を殺す“真っ黒な…

「……」 ──また「いる」や。 私は昔から「あるモノ」が見えていた。 でも、それが「何か」なのかは全く分からない。せめて「人の姿」とか「化け物の姿」をしてくれていれば、それ…

良く言って長閑､悪く言って何もない｡ そんな小さな田舎で､真っ白な自称付喪神の君と真っ黒な普通の僕は出逢った｡ 同い年みたいな言動で何処か抜けている君との､きっと終わることが無…