「恋愛 短編」を含む小説

遠距離恋愛中のメイとタクは、４ヶ月ぶりに会う今年のクリスマスを二人で過ごそうと計画。この日が来るのを心待ちにしていたメイは、タクの為に編んだマフラーや朝方までかかって作った手作…

昔、仲が良かった彼に、私は今、「また、君の音色を聴きたい」そう、お願いされている。ごめんね。私はもう、奏でられないの⋯⋯───。 この作品は、もかあわさんの企画に参加します！ …

転校してきたばかりの氷室心はクラスの委員長の雪代真白と共に下校する。クラスに馴染ませようとしているのだと考えた心は真白にそれを断ろうとするが、真白からは思いがけない言葉が返ってく…

「グリンダ……またダメだったよ」 申し訳なさそうに言うお父様のこの顔を何度見た事だろう。正直、見飽きた。 「そうですか。仕方ありませんね。さて！気持ちを切り替えて、次ですわ！次…

　ある日の夜9時頃。最近やたら俺に懐いている後輩、夏木駒瑠（なつきこまる）がほろ酔い状態で俺の部屋に「泊めて」と尋ねてきた。帰らせようとしたり、送って行こうとするのだが。 「―…

俺こと空本晴彦のクラスである2年7組にいきなり転入してきたのは、白い長髪をなびかせ、虹を閉じ込めたような瞳を持つ少女──天野虹だった。 彼女には、とある特殊な能力がある。ひょんな…

　不器用な商家の息子と、完璧を求められる武家の娘。 　まるで正反対の二人が出会ったのは、風の舞う春の日だった。 　「風が、きれいな物語を運んでくれるんです」 　奇妙な言動で街の人…

くろ‐ゆり【黒百＝合】 ユリ科の多年草。本州中部以北の高山に生え、茎は直立し高さ20～30センチ。葉は4、5枚が数段に輪生する。夏、茎の先に暗紫色の花を一つ下向きに開く。《季 …

　カサンドラ・エクリプス。侯爵令嬢である彼女は、想い人である王太子と婚約を果たす。しかし、王太子はヒロインの子爵令嬢に想いを寄せ、カサンドラとの婚約を破棄してしまった。それによっ…

ある封筒が家に届けられ、それから見るようになった夢は目の前で見たことがない女の子泣き続ける不気味な夢だった。夢の中の少女は言う。「あなたを失いたくないの」その言葉の真の意味を知る…

――これは、 はるか遠い未来で紡がれる、ふたりの「ニンゲン」の悲しき“哀”の物語である。 アダムとイヴは、その世界で互いを求め合い、愛し合う。 しかし……。 やがて、ふた…

私は戦略兵器です。 生来からの能力――死に戻りを用いて未来の危機を察知し、ミナト少佐に報告するのが私のお仕事。 失敗すれば沢山の味方が戦死する事になってしまう、重大な役割を担って…

幼なじみの瀬名　英里。 ある出来事をきっかけに彼女との距離は、遠ざかって近づいた。

俺の幼馴染が急に亡くなった。 昔から心臓が弱かったとはいえ前触れもなかった。 それでも俺を支えてくれた幼馴染が俺は好きだった。

〈恋文機械代筆業〉で小遣い稼ぎをする主人公は、ある日奇妙なラブレターが生成されたことに気づく。

「もうすぐ藍ちゃんの命日だね……」 僕、香月恵一（かつきけいいち）は都内の私立大学に通う十九歳。 田舎の姉から六年前、急逝した幼馴染みの二宮藍（にのみやあい） 彼女の七回忌を…

　城下町でスイーツ店を営むしがない庶民の少女・マロンは、ある豪雨の夕方に道端で座り込んでいる怪しい男を目撃する。微動だにしない彼を心配したマロンは男を背負って店まで連れ帰るが、…

　ある日風邪をひいて病院に行った主人公。担当した美人で可愛い女医さんは、まさかの高校時代に高嶺の花だった元クラスメイト！ 　 　診察を受けた後、車で家まで送ってくれることになった…

行き交うメッセージ、離れ離れの恋人たちをつなぐ流星群。 煙草二本分の、その刹那に。 流星群をテーマにした1000文字小説(超短編)

毎日毎日、同じことの繰り返し。その日々の中で佐々木は『いつもとは違う日』に遭遇する。 総務部に勤務する佐々木と、社長の津村。 いつもとは違う２人だけの時間が、突然訪れる。