「家族・親子」を含む小説

交際3ヶ月の彼と美術館に行き、隣接する公園を散歩する。 7月の暑い日。 涼を求めて、池のボートに乗る2人。 そのひと月後、帰省した私が母と話したのは…… ・:*:・:・:・:…

周りを冷めた目で見てしまう少年が出会ったのは、いつでも哀しそうに笑う不思議なお姉さん。 「だめだよ、少年はこっちに来ちゃ。」

二児の母親となった遥香は、受験を控えた中学三年生の長男・祐輔とすれ違うようになる。 自分の未熟さを痛感する遥香であったが、なんとか子どもの受験という難所を越える。 受験を終えたこ…

　シンガポールの売春宿に売り飛ばされたアイリーンというフィリピン女性。貧困が作り出す悲劇の中、彼女は絶望の淵に立って生きていた。 　しかし彼女はある男性と知り合い、彼との間に不思…

現代でもないような、どこかの国の親子のお話。（過去作）

「鮎」をモチーフにした、少し切ない物語。

プロサーファーの舜一とママ洋子はサーファーのハシリだった。サーファーが集う海辺に家を構え、ママと洋一、娘の海と砂浜を散歩している。雲で出来た犬たちを観ながら、昔の苦労話やサーファ…

雪に覆われた冬の街で、白銀の姫は今も眠っている。 ミトラと呼ばれる不思議な生き物が跋扈する世界。そこへ迷い込んだ男子高校生 零夜は、旅人のキヤ、遊牧民族の少女ティエラと共に異世…

まだまだ狭い世界で生きる女子高生だからこそ、日々の出来事に驚いたり、悲しんだり、怒ったりもする。 後から考えれば些細なことでしかなかったかもしれないけど、そこで得た出会いはかけが…

少子化に高齢化によって崩壊する「家族」のために、国はAIによる「親子マッチングプロジェクト」を立ち上げ、挽回を図る。 フリーライター・早島チサはぎりぎりアラフォー。親子マッチン…

七人の女性たちの七つの"愛"の形とその生様。 時間や時代を越えた七つの"愛"の模様を描きました。 1話完結の短編です。 最後のエピローグまで、ぜひ、お読みください。

ある晴れた春の日。 僕は、母と一緒に自分の葬儀場を選びに街を歩いていた。 過労で死んでしまった「僕」と、 何故か「僕」が見える母親との、 最期の一日の物語。

母親はある日娘から「教師から性被害を受けた」と聞かされたが、対応を間違えたために娘が家出してしまう。それを後悔する母親の前に突如現れた見知らぬ男は、娘の話を聞く直前に時間を戻して…

眠れない夜、大学生のすずこは屋根の上で夜空を眺める。 手には熱い紅茶と一箱のキャラメル。 昔ママがくれたものほど、美味しくはない。

　差別って何ですか？ 　小学校一年生、百叡（びゃくえい）くんのパパに、学校のお友達は興味津々。 　しかし、みんなが聞いてくるパパの話はつじつまが合わなくて……。 　最後は微…

幸せの兆しはいつだったんだろう。 　生きている間は通り過ぎるような日常を過ごしているのに、終わった途端にあの時は幸せだったなと後悔の念に駆られてしまう。 　いや、実際に僕は幸せだ…

箸休めだったり伏線だらけだったりの全十話

「でもね、慧、私を見るときはしっかりと目を開けてみて欲しいな」この話の主人公は「彼女」のちょっとした言葉にドキッとしてしまう。 　高校生の慧には一緒に帰る幼馴染みの「彼女」がいる…

2011年10月。妻がアラフォーにもならないうちにこの世を去った。ガンだった。結局、何もしてあげられずに逝かせてしまったことを、僕は今でも悔やんでる。だからこそ、この子は、美智果…