「妖怪 怪談」を含む小説

そんな存在の噂を今まで聞いたこともない。 けど、それは唐突にあなたの前に現れた。 奇妙にて奇怪、それはそんな存在だった。

第二の人生は田舎でのんびりしたいと思っていた磐永　花。 彼女の夢は一人の男によって脆くも崩れ去った。 「お前が生け贄か。」 美しい銀髪に整った顔立ちの男は、そう言って不敵な笑…

小学生の思い出 時に苦く、時にしょっぱく そして…… ※夏の怪談として出したものの一つ ほぼそのままで「カクヨムコン9」へ

少女が迷い込んだ屋敷は、一体誰の腹の中だったのか。 ※同名の怪異とは設定が大きく違います ※敢えてひらがな表記をしている箇所があります ※そこまでホラー描写はありません 隙…

大学で知り合った友人が、実家を離れて一人暮らしをすると言う。ロフト付きの１LDKのアパートを探してきたらしいが、駅近の割にどうにも家賃が安い様な気がする……

「人」の「夢」と書いて儚いと読む。夢は覚めれば跡形もなく消えてしまうから？ ……違うよ。むしろ、「夢」の中の「人」ほど、存在が不確かで危ういものはないんだよ。混沌に溶けだして、ぐ…

どこを見ても同じ景色にしか見えない。斜面を下っても崖を登っても、獣道を辿ってみても一向に山道に戻れない…… 山道に積み上げられていた小石。あれを崩しさえしなければ……

良い子にしていないと夕暮れがやって来て、私を飲み込んでしまう──祖母が私を叱る時、いつもそう言っていた。両親や祖母に会えなくなってしまう事が怖くて、幼い私はその言葉を聞くといつも…

花子さん、口裂け女、人面犬など、 怖いものからそうでも無いものまで、今に生きる怪異を集めました 「百」物語目指して頑張ります ※1話完結/不定期更新

今まで誰にも話したことがないんだけど、俺は子供のころ妖怪かなんか、そんな化け物に殺されかけたことがある。 　あまりに荒唐無稽すぎて、真実味がないと笑われてしまうような話だけど、よ…

『伊勢物語』をもとに鳥山石燕が描いた妖怪画『鬼一口（おにひとくち）』。 その絶望たるや、と思いつつも、美しいと思ってしまう絵です。

大学一年の頃まで住んでいた家がほぼお化け屋敷でした。 いわゆる幽霊みたいなものは見たことが無いですし、本人は霊感は無いと思っています。 ただ、変なものによく遭遇しました。 タ…

　ある日の夜、久遠朔の家が何者かに襲われ、知り合いの助けがあって逃げ出した。逃げた先で神秘的な場所に出ると、そこで出会った不思議な存在『真白』と契約して窮地を切り抜ける。 　保護…

以前より五・七・五で俳句や川柳のように怪談あるあるを綴る〝怪句（※川柳が一時期「俳風狂句（略して狂句）」と名乗っていたのに倣い「俳風怪句（略して怪句）」）〟なるものを 『俳怪句…

以前より五・七・五で俳句や川柳のように怪談あるあるを綴る〝怪句（※川柳が一時期「俳風狂句（略して狂句）」と名乗っていたのに倣い「俳風怪句（略して怪句）」）〟なるものを 『俳怪句…

　以前より五・七・五で俳句や川柳のように怪談あるあるを綴る〝怪句（※川柳が一時期「俳風狂句（略して狂句）」と名乗っていたのに倣い「俳風怪句（略して怪句）」）〟なるものを 『俳怪…

１話あたり数分で読める短編の怪談集です。 １話完結ですので、どの話数から読んでも差し障りありません。 １００話＋あとがきで完結予定です。

「みとりや：京終みとりの冥府よろおかぱ」は、青春と謎解きが詰まった推理小説。主人公の生田あかしは、自称当たり屋おんな「アガシ」という少女と、京都の路地裏で出会う。二人が巻き込まれ…

夏が近づいてきましたね。毎年この季節になると、ふと思うんです——子供達は、どうしてこんなに水辺が好きなんだろう——って。 大人になると、子供だけで水遊びさせるのがとても怖いんで…