「ホラー×SF」を含む小説

交番前の掲示板に「－2人」と記されていた。警察官は「二人生き返った」と笑顔で答える。

「俺の死の記録」が並ぶフォルダ。見慣れたはずのその中に、ノイズだらけの破損ファイルが紛れ込んでいた。再生されるのは、異形に殺される自身の映像ばかり。精神が麻痺する中、一枚の映像に…

冷凍庫で発見された、半年間行方不明だった研究主任の遺体。 彼のDNAは本人と一致するが、その顔には感情が抜け落ちた「微笑」が浮かんでいた。 調査を進める主人公・真木は、監視カメ…

「小野小町の死体を放り、観察し、九相図を描く。」 「実に、学術的意義のある実験であった。」 「人の死体は不思議なものだ。」 「いつの間にかこと切れることもあれば、その果てに異形に…

500～2000字程度のショートストーリー（短編小説）を投稿します。 ラブコメ、ファンタジーにホラー等々様々なジャンルの執筆予定です。 比較的ホラーやバッドエンド系が多めかも？

「文披31題」に参加して書いた話たち。（2025年） 異世界、現代ファンタジー、ホラー、SF、恋愛、日常とジャンル雑多。文字数はその時々で変更。 綺想編纂館　朧（@Fiction…

嫌いな人も、苦手な人も、見えなくできる――そんな便利な機能が当たり前になった世界。 サラリーマンの早田裕作は、人を消すことに後ろめたさを感じながらも、次第に「空白」だらけの日常…

【これは、あなたのへの処方箋】 なぜ、最初は興味もなかった曲を、いつの間にか口ずさんでしまうのか？ なぜ、何度も会ううちに、ただの知人が「特別な人」に変わるのか？ その裏側には、…

今まで書いた140字の微小説をまとめたい気持ちが高まってきたので、こちらでちみちみ更新していこうと思います。ストックが続く限り毎日更新になります。 ジャンルは結構バラバラです。驚…

とあるイベントで発表したSFホラー小説です。 亜光速航行ならではの恐ろしさを、感じていただけたらなと思います。

　この文章は実際に現地に赴いたアズマコウドウ教授が書いたレポートのコピーとなります。 　消去される前に是非ご一読ください。

山野上高等学校には七不思議がある―― 4年前に行方不明となった姉・美子が追っていた「山野上高校七不思議」の秘密を解き明かすべく、大薄花子は彼女が残した1冊のノートを手に立ち上がる…

2025年、7月5日。 どうやら、世界は滅ぶらしい。 北陸のとある町、珍しく雨が少なくなった年のこと。 種々の怪が噂される、名も無き裏山。 “アオハルコンプレックス”を自認す…

全然怖くない話。だけど、ごく一部の人にはものすごく怖い話というのを目指して書きました。

宇宙から降った“記憶の種”は、たこ焼き三条件（T³）で目を覚ます。路地の屋台で働きはじめたタコヤ・キイチは、ちいさな触手〈ハチ〉と出会い——行政の同意書、テレビの煽り、台所の科学…

絶海の孤島に無人の学園。そこへ招かれた生徒たち。 彼らはなぜ招待されたのか。そして何が起こるのか。 スマホに届いた怪しい通知——すべてはそこから始まった。

笑い声あふれる文化祭の裏で、クラスメイトが“いなかったこと”にされていく。 出席は《40／40》――なのに、友の名はどこにもない。 人間を効率化しようとするAI《Seraph》。…