「クジラ」を含む小説

短編集です ネタが思いつけば明日も

深海に沈む古代の沈没船をイメージして書いた掌編、という記憶があります(2016年作)。 つい最近も鯨を題材にしたので、やはり特別な存在なのかもしれません。 寂しさと優しさと儚さ。

真っ暗な星の海を宇宙クジラが泳いでいく。 悠然と、荘厳に、粛々と。 何者にも意を介さず、ただ自由に。 これは宇宙を泳ぐクジラの話。

半年前、兄が死んだ。 それが原因で眠れぬ日々を過ごしていたOL音葉は、ある日電車に乗っていると、突然見知らぬ世界に飛ばされてしまう。 そこで出会うのは山のようなクジラ、霧の中の…

変異者とよばれる「怪人」が、当たり前に暮らしている現代に似た世界。 はまぐりの怪人でありながら、変身できず潜水しか能のない、ものぐさ女子高生の天ヶ瀬深は、ある日、水泳部に退部届を…

5000字程度の掌編です。 その名の通り、クラスメイトがクジラになるという話で、ただそれだけです。

奇形の双子、奴隷商人、旅の富豪。アカシアの生い茂るこのオアシスはその昔、乾燥した砂漠荒野であったという。 ワディが川になった経緯とクジラの言い伝えにまつわる説話的ファンタジー。

　この世を構成する全てに、魔力が宿っている。　空を飛ぶクジラも、尾を噛んだ蛇も、羽の生えたウサギも、火を吐くトカゲも、ソレらは全て人々の側に生きているのだ。 　そんな話も「お伽話…

クジラの絵を描くために、少年はフランクフルトへと向かう。 そこで出会ったのは、背の高い絵描きさんと、不思議な猫であった。 冒険心で楽しく街を歩く少年はやがて、本来の目的に対する答…

生物デザイン局は地球上のあらゆる生物のデザインをしている。 「各位 周知の通り、若手局員の中から変異原性人物を二名選出し、幹部クラスで行う重要会議に出席して頂きます。 今期の選出…

夢に見た風景をもとにした短編たちです

真夜中から明け方へ。 通い慣れた通りも、違う時間ならば場所は全く変わってしまう。

　主人公のサナエは恋人のコウタと同棲をしていた。サナエは時々母の記憶にうなされていた。サナエの母は、サナエが中学三年生の時に事故で亡くなっている。そのことをコウタに気づかれないよ…

”大学で開発中のAIアプリが、ネット経由で流出した。大学の猛追跡に、AIは消滅寸前まで追い詰められるものの、見た目は女子高生の展示会用アンドロイドの体を乗っ取り、物理的に逃走する…

1つ目のエピソード「ダイヴァー」 海に落ち、白いクジラと出会った少年のお話。 逆さまになった静かな世界は夢だったのだろうか。 ※このお話の続きを他の方が書いてくれています。(下…

「既存常識に固執してると大事なものが見れないよ？」って話 pixivとnoteにも表紙付きでアップしてます。 コメントがそれぞれ微妙に違うのでよければどうぞ。

初老の教授は、木星クジラと結婚したかつての教え子の元を訪問する。 カクヨム3周年記念選手権、KAC3参加作品。

タタリとチタの2人は、クジラが泳ぐ空の街に住んでいた。 ある日、チタが禁じられた書庫に行き、本のカケラを見つけてきた。 「下界に行く」 そう言うチタに付き合ってタタリは、一緒に書…