「生きてます」を含む小説

この世に予言者がいて、自分の未来がわかったら。 　悪い未来なら、それを避けることができたなら。 　間違えることなく進むために予言を聞くことができたなら。 　誰しも一度は憧れるか…

一人は勇者の運命を背負い、もう一人は王として新たな生を始める。それぞれが巡り合う選択の中で揺れ動く二つの物語。 軍属の勇者に与えられたオーダーは不可解なもので、王は傀儡として生き…

モンスターになった俺は。 今はゾンビとして生きている。 徐々に違う世界での記憶の断片を思い出すが、、

人生を思い返してみると、なんとぐうたら生きてきたものかと呆れてしまう。しかしそんなぐうたら人生も、大切な記憶だ。だから、忘れないように文字として記録をしておこう。 そう思って書…

バイト終わりの女子高生が遭遇した、ひやっとした話。 出オチ説明しますが、よくある「生きてる人間のが怖いよね～」みたいなありふれた話です。 オチは比較的マイルドにしましたが、夜…

最近、人間というものから目を背けてはいませんか？ カネとSNSだけに、人生を費やしてはいませんか？ 江戸時代、山奥にある隠れ里。 そこに生きている人達の、嘘と真の言葉遊び。…

このエッセイはフィクションです。そういうことにしておいてください

少女は転生者である。 かつて己がプレイしたゲームの世界へ転生した彼女は、自身を異物と理解しながら、この世界での己のあり方を探す。 そして、十数年の時を新たな世界で生きた彼女の結論…

異世界へ転生してしまったおっさんがドワーフの娘として生きていくお話です。 仕事量が多く、休みが取りにくい企業に勤めていた結城誠は久しぶりに取得できた休みを利用してネットゲームを…

　実家の商会が乗っ取られ、家族も失い、無一文で放り出されたクロウは、冒険者を目指してギルトの門戸を叩いた。 　ところが、規定に満たない魔力量、殆どの武器に適正のない戦闘能力、そ…

常世の何処かに存在すると伝わる別世。そこに生きる人族の者は、自然の神々を崇め、妖を畏れる暮らしと共に在った。 神を祀る社（やしろ）を護る一族に生まれ、特異な能を持つ人族の女は『尊…

力を使う必要がない人々の協力によって安心できる社会は作られていた。 しかし、その現実にたえられない人間達を必要悪としてみなす社会全体と理不尽な権力者によってある一定の条件を満た…

人間が生まれながらにして持つ魔法の力と、遅れて発展した科学の力が融合した世界。 皇帝ペルガモンの圧政によって、民は厳しく税を取り立てられ、兵役を課せられ、明日も分からない日々を…

乃木坂46さんの楽曲「もしも心が透明なら」から発想を得て、作らせていただきました。

ふとした拍子に転生したことに気づいた主人公。 記憶はなく、あるのは見放されたくないという思いのみ。 そんな彼は、赤ん坊のころから見えていた精霊達に餌付けし続けたために、世界中の…

「本が無くても生きていけるが、本も無しには生きたくない」 これはそんな程度には本好きの私が、これまでに読んだ本について、思った事やそれにまつわる余談等を交えつつ、徒然なるままに論…

　リストラか東南アジアへの出向の究極の二択を迫られた三十五歳のサラリーマン、須田洵《すだじゅん》。 　会社での面談後、失意の中で帰宅する彼は、現代日本には似つかわしくない法衣をま…

主人公・香菜は毎年夏恒例の花火を見に、祖父母宅に遊びに行っていた。 祖父母宅の縁側で毎年の様にぼーっとしていたのだが、今年は中々心が休まらず無意識的に考え、悩んだ。 悩み疲れ、何…

魂と入れ物は常に対である。 祓い業を営む一族の当主「九条朔太」、高校1年生。「ハタゾンビ」と名乗る屍人を率いて、【信仰を無くした神の魂】を祓う。 しかし、様々な事件から、サクタ…

愛知県の海沿いの田舎に住む青年は、高校生になった。クラスの友人に囲まれながら、日々をまっすぐに生きていく。これは、そんな青年の日常を800字で描く短編エッセイ集。