「戦記」を含む小説

士官学校で将来有望と称される女史 マンネルハイムは、2回生で行われる課外授業にて軍OBであるサカフネ元曹長の元へ配属されることとなる。

　戦争のために生まれた命が、機械の龍を乗り回す。地上を、空を、そして宇宙を駆け巡り、無数の命が散っていく。 　生まれながらに宿命を背負った者たちは、薄命の星の下で生きている。 …

枢軸その他の技術もしくは戦力が史実より強化された世界線の一コマ。 今回はイタリア編。 5千PV感謝。

　少し前、〈戦鬼令嬢〉と呼ばれて恐れられていた軍人がいたらしい。その人は、忽然と姿を消したようだが――。 　私――リアナ・フィアローズは、帝立魔剣術学院を不合格になった。本来…

太平洋の完全制覇を目指す米国が英国に宣戦布告。それに対し英国は日本と日英同盟を結び対抗。帝国海軍機動部隊がフィリピンを急襲し、中部太平洋の要衝ラバウルで英太平洋艦隊が米大艦隊を迎…

　21世紀初頭、異世界と繋がる扉が日本に現れ、多くのヒト・モノが地球に伝来。それを機に日本政府は現地の有力者と手を組み、本格的な進出を始める。 　それから20年の月日が経ち、ダー…

元は三題噺のお題「インク」「ワイン」「爪」から

天正１１年、燃え盛る北庄城。すでに覚悟を決めた柴田勝家の前に一人の少年が現れる。 「やあ、権六。迎えに来たよ。姉さんもね」 少年に導かれ、光る扉を抜けた先は、天文１６年の尾張だっ…

戦国時代の真っただ中、とある村は危機に見舞われていた。 〈からくり〉という機械人形に乗った、侍くずれの〈野盗り（やどり）〉が襲ってきたのである。 少年ワカは〈からくり〉に乗り…

　王国の四男坊ディートヘルム・ボニファティウス王子は、 「冒険者志望なら結婚したくないです」 　と、婚約者の王女殿下から婚約破棄されてしまった。 （実際は、家族ともども自由を尊重…

最高神との終戦の末、侵略家が魔術の世界へ侵攻するその後のお話しです。

公爵令嬢アーシャ・リボルヴァは、皇帝陛下の愛を競うライバルの不甲斐なさに憤っていた。 せっかく最終候補に残ったというのに、相手が自滅したせいで、皇帝陛下がアーシャしか選べない状…

大学の卒業旅行でルーマニアの史跡を訪れた俺はドラキュラの復活を目論むカルト宗教の男に殺されたはずだった……。しかし目覚めて見ればそこはなんと中世動乱の東欧。「ヴラド兄様……」えっ…

　海面上昇、資源を奪い合う大戦終結から70年。世界に残ったのは、海に漂う人工浮体構造物の群れ―東雲皇国と名乗るその「船」で、人々は漂流していた。そこは常に雲に覆われ、空は白かった…

暗い小道を一人で歩いているような人達に、この物語が届きますように。 剣と魔法の世界が舞台ですが、かっこいい英雄譚ではありません。身近にいるような、にぎやかな六人が各地で活躍して…

源平合戦の時代、男勝りの武勇を誇った信濃の巴御前。 播磨国にも彼女の影に隠れた、知られざる女武者がいた。 真っ直ぐな心を持つ公家に抱きすくめられ、投降するも心は萎えず。 子子子法…

　ゾンビ帝国皇帝となったマルヴィナは、アイヒホルン王国女王で参謀役のマルーシャから、敵国であるゴンドワナ大陸のアショフ共和国へ潜入するようにアドバイスを受けた。 　さっそく大陸中…

≪≪新帝国建国伝承≫≫ 　１０００年をこえる遥か昔、この世界の人間は、 異世界より侵入してきた妖魔により、滅亡の危機に陥った。 だが、同じく異世界から転移してきた妖精との契約…

騎兵が草原を駆け抜け、砲弾が大地を震わし、艦隊が大波を砕く――。 戦記に彩りを添えるは、女性士官・奥方様・美少女……女性陣は、ものぐさな知将が気になる様子。 「あと５分……いや…