これは漢たちの物語です
ヒロインはいますが、あくまでも漢達の群像ロマンです
単なる転生チートは、舞台装置にしかすぎません
智謀、暗闘、裏切り 昏い部分もあります
騙すのが悪ではなく、騙される方が愚かな世界です
大きなもの、権威あるものが 勝者ではありません
神算鬼謀 あらゆる手段を尽くし 命をやり取りする誇り高き漢達が所狭しと駆け巡ります
残虐な部分もあります
しかし、胸を熱くする 漢の友誼、忠義、獅子奮迅の活躍がちりばめられています
偉大な人間だけではありません 卑しい者、弱者、各々が与えられた場所で足掻きます
手に汗握り、感動に落涙する場面もあります
綺麗ごとでも予定調和もなく、咽るような汗と血と硝煙の漂う大河小説です
シェフ・ゲクラン
「ここで殿下を捨てたら俺達を捨てた奴らを笑えねえじゃねえか」
ジョバンニ・ヴェネツィアモチェニーゴ(ヴェネツェア)
この歴史的決断を下す使命のために私はこの世に生を受けたのだ。
ヤン・イスクラ(ハンガリー フス派)
「友を助けるのに理由が必要だろうか?」
…………この小僧、今なんと言った?
ミルチャコフ
「とりあえず見栄えよくすることだけがオレたちの生命線なんだからな!」
マルティン・ロペス
「この射距離は新記録だな」