概要
青い空が導く先、未来はそこにあるらしい。
海面上昇、資源を奪い合う大戦終結から70年。世界に残ったのは、海に漂う人工浮体構造物の群れ―東雲皇国と名乗るその「船」で、人々は漂流していた。そこは常に雲に覆われ、空は白かった。青い空を知るのはごく一部の人間―たとえば飛行機乗りの様な。彼らは、陸地、資源、生きる術を探すために飛ぶ。
伝説のパイロットの娘、八雲空理果は飛び続ける。父の残した一枚の写真に残された空を探すために。だが、それは闇に葬られようとした真実を暴く引鉄となり、世界の均衡を破壊していく。その先は、誰も知らない景色に繋がっていた。
伝説のパイロットの娘、八雲空理果は飛び続ける。父の残した一枚の写真に残された空を探すために。だが、それは闇に葬られようとした真実を暴く引鉄となり、世界の均衡を破壊していく。その先は、誰も知らない景色に繋がっていた。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!著者の中の世界観がはっきり確立されている、テクニカルな作品
書きたいことがどれもネタバレになりそうでかなり困っているのですが、国家間、あるいは国の内部においての陰謀がひしめき合っている予感のする作品でした。
作品のタグにもある通り、飛行機と空が重要な部分を占めています。とりわけ飛行機に関する記述が細かく、知識の多さに脱帽でした。
一点、できればなのですが
難読漢字が散見されたので、ルビがあると嬉しいなぁと思いました。
例えば甕覗(かめのぞき)、水縹(みはなだ)は読み方の検討がつかず、調べねばなりませんでした(結果、色を表しているのだということが分かりました)。読める人の方が少ないと思います。皆さん読めたらすみません……
投稿区切りごとに登場…続きを読む