「消えない」を含む小説

何よりも音楽が好きだった主人公の「」。 しかし、とある日、目が覚めるとこの世から“音”が消えていた。これは主人公とSNSで知り合った人々と共にこの世から消えた“音”を取り戻す物語。

　関西の高校に通う、元サーカス団員の主人公。彼はとある事情からクラスにあまり馴染んでおらず、入学以来沈んだ日々を送っていた。 　しかし二学期になり、その事情が無くなったところから…

　同棲していた「るる」から別れを告げられた「みち」。 　消えた女を探し続けている「ヨリ」。

　10年前、高校1年生のとき佐久海里（さくかいり）は先輩の遠見紅音（とおみくれの）に誘われてともに心中しようとする。 　しかし、海里は紅音と心中しようと屋上のフェンスを越えようと…

勇者が消えた後の世界で、少年と犬が旅に出ます。

レベル１の女商人アリアは、勇者アベルの仲間であり、恋人だった。それなのに、朝起きたら彼はベッドの隣どころか、村から荷物と他の仲間と共に消えていた。「さよなら」の置手紙一つすら残さ…

その少年は空と宇宙に心を惹かれていた。巨大なゴム動力飛行機を作って河川敷から飛び立つという無謀な行いで骨折し親から愛想を尽かされるほどに。 その後体と技術だけは成長しこの世を去っ…

　父親は大物タレント・母親は大物女優。 　息子の純は、引っ込み思案なただの中学生。――のはずだった。 　いつものように父親と一緒に芸能事務所を出入りしていると、社長にスカウトさ…

《あらすじ》 19世紀イギリスの片田舎で、若き数学者と妖精が結んだ友情の思い出話。 妖精アルヴィナの望みは、誰にも知られずに消えていく妖精の運命に抗い、「世界にとって重要な発見」…

　エリザベートは、庶子の第一王子アレクサンダーに幼い頃から恋をしていた。 　エリザベートは自分の成人式でエスコート役をお願いしたいと父公爵に頼むつもりだったが、それより先に父公…

「眠るような最期とは聞いてたけど……これ、夢なのかな？」 「やさしい人だったら……いいな」 　消え去ることを望まれた2人がいた。1人は挫折し期待に背いた男。もう1人は困窮ゆえに打…

SFメディア、anon press掲載の「隷和5年度著作権制度改革（復活）の方向性検討に関する中間報告（算業構造審議会 著作権制度小委員会）」の二次創作です。作者の久乙矢氏に掲載…

呪われた騎士とマグスの話。 更新再開中。 更新は１～３日の頻度で更新予定。 ※もともと書いていた三章が消えてしまったので、再度書き直す気力を失ってしまい、もとの四章を手直しして…

孤独なおばあちゃんが古びたカメラたちを床に厳重に隠していました。彼女が亡くなった後、孫がカメラを見つけて使い始めます。しかし、カメラの写真にはおばあちゃんの姿が映り、不気味な力に…

約2000年前、当時の人族最大国家が滅亡した。その国を戦勝国とした者の手で。30分ほどで100万人が消え、大地は黒曜石の海へと化した。時は経ち現在、人族の大陸に再び「それ」が復活…

「────私は、君を好きになることはできないよ」 そう言った私に、それでもいいと言ったのは彼女だった。性交渉も、キスも、ハグも恋人らしい行為は何もないけれど、それでもきっと私たち…

　とあるカップルが喫茶店で食事をしていた。 　女性が綺麗な海の景色を見ていると……、小さく映った波に乗るイカダ――。 　だけど見えたそれは一瞬で、イカダはあっという間に消えてしま…

「人」の「夢」と書いて儚いと読む。夢は覚めれば跡形もなく消えてしまうから？ ……違うよ。むしろ、「夢」の中の「人」ほど、存在が不確かで危ういものはないんだよ。混沌に溶けだして、ぐ…

2024年12月31日掲載終了します。 消し忘れてたらある日突然消えてます。 その時読破中の方がいたら御免なさい。

　画廊に勤める賀美原蓮乃（かみはら　はすの）は、昔から神殺しの夢を見ていた。 　ある日、友人・美織（みおり）の部屋の押し入れで、白い糸が巻かれた人型の御札を発見する。それは山奥の…