完結済みの作品を一気読みしたくて読み始めました。
序盤の表現が気になりましたが進むに連れて胸糞な表現は薄れていきます。
今中盤まで読み進めたのですが、先が気になって仕方ないくらいにめっちゃ面白いです。
構成も展開も素晴らしく、主人公も魅力に溢れています。才能ある作者さんだなと思いました。
それだけに序盤の表現で読者離れを起こしているのが残念で仕方ありません。
特に女性読者はいなくなったのではないでしょうか。女性主人公なのに。
書籍化していたら間違いなく棚に飾っていたはずです。
ですから是非、胸糞に感じる序盤を脳内オブラートに包んで我慢して読み進めて欲しいです。
はっきり名作だと言えます。(まだ半分までだけど)
タイトルとあらすじを拝見し、すこし暗めの復讐譚なのかな……と多少、おっかなびっくり読みはじめました。
ぜんぜん違いました。もちろん辛い目に遭い、また苦労もする主人公アリアですが、負けてない。もう全然負けてない。したたかに、というと権謀めいた印象になってしまいますが、とにかく元気に、目の前のものを利用しまくります。明るく、前向きに。
めげずに照れずに絶望せずに、がっかりもしょげもしながら、最悪ともおもわれる状況をひらいていく。
ときには回し蹴りも飛ばしますし、その際にお約束の……もあります。
そうです! わたしが好きなのはこういうのです!
よいお話に巡り会えました。作者さま、ありがとうございます。