「昭和？」を含む小説

冬が散るころに子を喪ったわたしは、それからというもの、寝たり起きたりをくりかえしていた。 そんな奥方の前にあらわれたのは、はるまち唯一の〈春医者〉だった。 明治～昭和初期ごっち…

　青年はもうすぐ三十歳になろうとしているにも関わらず、ニートだった。そんな彼はある日突然、苦難に巻き込まれてしまう。彼がニートを「卒業」することになる、そのきっかけとは？ 　昭和…

五感のチューニングさえ合えば、きっと感じられるんです。 誰もがみんな普通に。 不思議な現象や身近にあった怪異などを、とりとめなく綴ります。

子供の頃、おっ母が言った。 「悪さすると、屋根裏さ閉じ込めっぞ」と。

主人公山田健二はついついとテレビに映る〇浜〇蠅という名のロックバンドグループの容姿に憧れて、歳をとれば本人も後程後悔をしてしまうヤンキーオタクへの道を進んでいった。 それから数…

　 窓の外は陽が燦々。きょうは何して遊ぼかな……

第二次世界大戦。サイパン島にて、御堂小隊は激しい戦闘で仲間を失い、残されたのは御堂隊長を含めたったの５人。アメリカ軍の追撃の手がじりじりと迫る中、隊長が下した決断とは？ 戦争を通…

あの船が解体される…残すと言っていたのではなかったのか？ 津波で打ち上げられた気仙沼の第１８共徳丸のことである。あれほど、津波の猛威を伝えるものはないと、岡崎由美子は思っていた。…

出社は始業１時間から２時間前、まずは掃除をしてお茶を汲む。 友人たちの話を聞くと、最近会社にエスプレッソマシンや自動お掃除ロボが導入されたらしい。 うちの会社は昭和で時が止まった…

　山陰の石見地方の、小さいが底曳き漁の盛んな漁師町で生まれ育った健太は、町の漁師に憧れ、中学を卒業して漁師になる希望を抱く、海が大好きで素潜りの得意な小学六年生だった。小学生最後…

時代を超えて複雑に交錯する連作青春小説 この小説は、予めテーマや時代、登場人物などの設定を一切決めずに、相手の書いた内容を読んで、次のストーリーを膨らませていくというやり方で、…

束の間顕れて消えていった、あれは一体どんなストーリーだったのだろう。今となっては知る術もない。どなたか、あの頃読んだ方がいらっしゃってしかも覚えておられたら〜教えてくださいません…

『諜報員明智湖太郎』のこぼれ話集です。 基本的に軽いスナック感覚でつまめる日常の謎系の主にコメディタッチなお話です。 謎すらない時もあったらすみません。 おそ松さんの『こぼれ…

自主企画で主催したコラボ作品です。 夏の句。 ・|炎昼《えんちゅう》：真夏の昼間。 炎天の炎と昼間の昼からできた言葉。 昭和十三年刊行の山口誓子の句集名から広まったという。 …

これは、私が見た死神の国の見聞録にございます。 椎名林檎の『迷彩』のような話。

昭和の夏の光景をイメージしました。

1980年代、東京の下町。 当時の少年がゲーム少年にクラスチェンジする話。 現在の40代が少年だった頃の視点で描かれる、その当時のビデオゲームに関するエピソード。

チャルメラが聞こえると、急いでサンダルをつっかけた。

幼少期の「よしたか少年」が、自我を確立して「オレ」となり、さまざまな事件を経験して成長していく物語。 ノンフィクションだけど、私小説、と言ったほうがいいのかなあ・・・ 要するに、…