記憶の中の物語
アザミ
風船おやじ
記憶の中に、物語の断片がいくつかあって、ときどき、挿絵と共 にうかんでくる 。たいていは、昭和30年代の少年少女の雑誌に出ていた小説である。
「少年」とか「冒険王」とか、兄弟が とっていたそんな雑誌の中に出ていた挿絵のおやじ。 頭が大きく、 ハートのような形。しかし、顔は結構リアルで、目はぱっちりしていて、チョビひげを生やしていた。さらに半ばヌードだったような気がする 。海水パンツをはいていたのかもしれない。 そのおやじが 少年少女を前になにか怒っていた。 叱られた少女を少年がはげま していたようなシーンもあったよ うな。 そして、そのおやじは「風 船おやじ」と呼ば れていたのだ。風船おやじは悪者であるような感 じもあった。人間ではないのはその風体からあきらかだった。 あれは一体どんなストーリーだったのだろう?
誰か風船おやじを知りませんか?
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