「続ける」を含む小説

王立魔法技術養成専門学校、通称「マギ専」に通うリナリィは、勉強そっちのけで草レースに明け暮れる、根っからの箒バカ。箒で飛ぶこと以外はてんでダメの劣等生。ある日、魔法使いの資格「一…

インターネットや携帯電話が無かった時代に、きみは、失恋をバネにして一生懸命に映画を作り始める。 そして、近くにあった沢山の愛に気づかず映画は完成する。 主役を演じてくれた女優に感…

　【KAC20244】『ささくれ』参加作。 　俺は。帰宅ラッシュの電車に飛び込んで死んだ―はずだった。 　だが。賽の河原めいた空間に送られ。 　千々に枝分かれした木のささくれ立…

縁談を突っぱね続けるワケアリお嬢様〈沙織〉に、専属執事の〈高木〉は振り回される羽目に…KAC2024-4お題「ささくれ」

都会の一角にある純喫茶。先代からの珈琲の味と香りを頑なに守る影のある男。彼の周囲を織りなす女性たちの物語。

犯罪都市アトロに捨てられた少女セノ。そこで出会ったのはメンデルと名乗る二人組だった。 アトロを照らし続けるネオンの光と、渦巻く黒い影。セノはここで自分の生きる理由を探し求める。

『平和』 世界中を探しても、そう言い切ることの出来る場所は存在しない。 十年前、地上に生きた生物の全てが思った事だろう。 魔族による地上への侵攻、それは災害のように世界中の…

　国内における物価高、血税の海外へのばらまき、増え続ける増税政策で国民の6割以上が生活困窮者となり、少子高齢化が進んでしまった日本。没落していく日本に新しい社会秩序を築き上げるた…

一途に愛し続ける僕。 ささくれ立った僕の心の癒しは……。

　俺には同性の友達が少なかった。 　ケンカに明け暮れて、戦うたびに人が離れていく。 　それでも反抗し続けるのは、俺の信条なのかもしれない。

精霊暦773年、盟主アヴァロン王国の将バルバロッサの突然の反乱により、セレスティア大陸は、そして世界は戦乱の炎に焼き尽くされんとしていた――

31歳の今井利明は、家業の経営が苦しく、結婚もせず、いまだに独身だった。利明には、学生時代に付き合った夏美という忘れられない女性がいた。夏美は3年前にお見合いで結婚していたが、久…

人の幸福は一瞬で燃え尽き、不幸は度々燃料を得て燃え続ける。 だけど本当は半分半分。 ありきたりたりだが、開けない夜はなく、止まない雨はない。冬もいつか終わり、春が来る。 考…

「大会で、優勝できたのになあ…。私の何が、いけなかったんだろう？」 理由と結末に、涙する。いろいろな、意味で。

　演劇の舞台は時に〝ハコ〟という俗称で呼ばれる。 　この〝ハコ〟でボクが必死に演じるのは、ほんの少しでも〝あなた〟に届けたいから。

売れないラノベ作家。 彼は自分が小説を書くことの意義を見出せずにいた。 そんな中、あるYouTubeの動画を観る。 ラノベ福袋という、ラノベがたくさん詰め込められているダンボール…

無実の罪は 濡れ衣　冤罪とも呼ばれる。 私は今、「20万円を盗んだ」という疑いを、あろうことか家族からかけられ、まさに無実の罪に問われているのである。 私:養子婿 加害者…

かつて、地上世界を跋扈するその怪物から逃れるために空を選んだはずの浮遊都市ユキマツ。 しかし現在、都市は進化した怪物の脅威に悩まされていた。 生者の記憶を喰らう、箱の怪物カタカタ…

「自分と一緒にいろって……なにそれ。新手の告白？　それとも友情ごっこかヒーローごっこ？」 「好きなように思ってろ。変な場所で倒れられるよりマシだ」 中学１年の４月半ば、クラスの…