「音」を含む小説

_______終わりのない、終わりの中で悲劇は突如終わりを告げる。 ある晩、一つの家に悲劇が訪れた。 「パリンっ」 鳴り響く高い音 割れたガラス片 あたり一面に広がる血…

　未華子は、二十歳。専門学校に通っている。学校が終わると、アルバイト先である個人経営の店【和食処　悠の里】へ直行する。その店の親方は、最寄り駅の商店街で和食店を古くから営んでいた…

友人からもらったお題「鈴の音」で書きました。 大人が冒険するのは難しい、という話。

誰にだって、取り戻せない何かがある。 春瀬心美は幼いころ病を患い、後遺症によって運動ができない身体になった。 それから彼女に降り掛かったのは無理解の連続。周囲との認識のズレは、や…

俳句集です。

最近親友が死んだ、飛び降り自殺だった。 死ぬ直前まで電話越しに話していた親友が『今までありがとう、お前は長生きしろよ』と最後の言葉を残して 飛び降りた、最後の方には骨が砕けた音ま…

感謝！なろう週間ランキング17位になりました。 「桔梗院　天音ききょういん　あまね嬢。 本日を以て貴女との『婚約関係』は破棄された。 私はこの真の桔梗院家の姫華音かのん嬢…

明け方のどこか澄んだ空気を表現したくて、書きました。

「オフ会がしたい」 ゲーム仲間から出たはずの一言が、宇宙人一同を恐怖に陥れた。 主食も食事方法もまるで違う生命体がどうやって地球人類とオフ会したらいいんだ？ というか、どんな意図…

その日、一人の平民が処刑された…… 罪状は勇者殺し。世界を救う勇者パーティーに所属していた彼女リィンは、その手で勇者を殺し、人々の憎悪に呑まれて絶命した……はずだった。 目覚め…

お嬢様学校に入学して少女、黒川莉音。 なんとか一年は学費を払えた彼女だったが、二年の後期の学費を払うため彼女はお嬢様を落とすことを決意する――

★第一回オール書籍化コンテスト特別賞受賞作 夏休みも間近に迫った７月の末、京都の大学に通う大学2年生の主人公(水瀬友一)は、うだるような暑さの中、横断歩道の先で高校時代の元カノ…

塚本真斗は高校二年生。 ボクシング部に所属する有望な選手だったが、練習中の事故で後輩を怪我させた後悔に耐えきれず、逃げるように転校する。 転校先は、かつてお金持ちの子女が多数通…

俺、式宮蒼空は、3年間付き合っている蓮見由香という彼女がいた。付き合う前から両思いで今まで喧嘩したことはない。休日は、デートをしたり、家で過ごしたりと周りから仲のいいカップルと言…

秋。 音の聞こえなくなったシズクと、縁側でふたり、風に吹かれる。 芭蕉の句とラムネとシズクのなかだけにある、あの秋の風の音。

新学期になり高校2年生になった逸色颯斗は隣の席から変な音がしているのを勘づく。振り向いてみるとそこにはゴーグルをつけて玉ねぎのみじん切りをしている少女、甲楽城涼花のことを凝視して…

「青春なんて下らない」 効率的な日々を愛する高校生、園原春馬はひょんな事から生徒会選挙に出ることに。最初はイヤイヤだったものの、生徒会選挙に隠されたある人物の"想い"に春馬は徐々…

　女神様が、僕のアパートに舞い降りた！？　ってどう見ても普通の女の子だよね？　ホントに女神様？　って思ってたけど、ひょんなことからステージに上がることに。信じられねぇ……す、すげ…

「あなたは、人を殺す可能性があるの」 夜舞【よまい】病棟と呼ばれる施設に置いて行かれた私。 迎えに来てくれたのは、魔法界の権威と呼ばれている魔法使い様。 でも、魔法は滅びゆく…

「雨」に人はどんな印象を持っているだろう。 暗い、陰鬱な、といった後ろ向きな印象だろうか。 外で遊べない。洗濯物が干せない。気分が沈んでしまう。 しかし、時にはこう感じるこ…