「朝小説賞」を含む小説

大陸が魏、呉、蜀の三国に分かれ覇権を争っていた時代、 東方に倭と呼ばれる島があった。 倭には数十の国があり長らく戦乱の世が続いたが、 一人の女の出現により一国を除いて混乱は収束し…

いつもボソボソ喋る幼馴染の男の子にいらいらしてる主人公の女子高校生。 しかし、その男の子がある日落語の台本を渡してきて、それが面白い。 喋りは不得意だけど、話作りが好きな男の子と…

風景画、抽象画、肖像画、ポップなイラスト、ダークなアート・・・ 絵は一目で観る側に訴えかけてくる何かがあります。 主人公は零細企業の若手サラリーマン。彼は小学生の時から恒常的に絵…

ある所に、一人の若い風景画家が居ました。 彼女は世界を旅しながら、その先々の風景を、時に依頼で、時に気まぐれで、絵として記録していきます。まるでそれを記憶に刻みつけるように。 「…

久しぶりに実家に帰省したブロッサムは、宿題の無い春休みだというのに、実家の薬屋の店番をしながら、師匠に丸投げされた薬学の書類纏めに朝からずっと追われていた。 そんな折、ドアベ…

化粧品の地味な研究をさせられている御影治也。　 その一研究者と一匹のスキニーギニアピッグの出会いが世界を変える？　　 ほんのすぐ先の未来に起こる、かもしれない SF ヒューマンド…

マキは震える息を吐いて、決意を固めたようにぐっと手近な小枝を噛んだ。 年の頃十三くらいか。大きな瞳が、脇腹に刺さった矢を映し出す。 （風尾族（ふうびぞく）め……寝返りやがって！）…

2033年、地球はオームと呼ばれる異星人から侵略を受けた コンピューターを無効化する敵に対する人類の持てる武器は、己の命しかない 斯くして、人々は再び神風を願う事となる そ…

春夏秋冬、巡る季節の中で。 高校生の男女四人は、「三分間だけの魔法」を授かる。 四人はそれぞれ大きな悩みを抱えていた。 春「自分に自信が持てない少女」：奈穂 夏「過去に囚われ続…

　目を覚ますと、クラスメイトのキョウヤが土下座していた。 先日から行方不明だった彼は、一足先にこの異世界に転移していたという。 そして帰還の術に失敗し、逆に私を喚び出してしまった…

映研の扉は7年前につながっていた。 2007年、先生に用事を言いつけられて訪れた部室で渡瀬は一目惚れを経験する。 しかし、すでに廃部なったはずの部室にいた少女とは微妙に話がズレ…

バレンタイン前日に、料理下手な幼馴染みが作るチョコは誰のため？ 失恋したけど諦められない。彼女が選んだ親友を恨むこともできない、どうする？ 進路よりも、目の前の浮気疑惑の方が大事…

近未来の日本。子供は親の注ぐ愛情を黙殺し、か細く脆弱になった絆は理由もなく容易に断ち切れた。子供は時代が提供する娯楽と享楽の奔流にのまれ、親との距離は際限なく広がっていった。ハ…

いつも教室で一人ぼっちだった主人公の成山飛鳥が、自分の存在意義を見つけられず苦しんでいた。高校二年生となったその日、隣の席になった男の子の言葉や周りの人間関係というものに翻弄され…

痛くて、脆くて、蒼く生々しい感情が大事な人たちを傷つけることになっても、いつかこの気持ちに名前をつけよう。 女子高生たちの尊い時間を切り取った、百合小説です。 主人公：譲羽…

霊が見えるなんて言うべきではなかった 自分が甘かった・・・ しかし後悔しても時すでに遅い なら今後の行く末を見守ろうではないか 自分の大事な物を託した少女に・・・ 主人公： 夕…

ひょんなことから人助けをしてしまった渡理裕也は、その日から裏社会から命を狙われるハメになってしまった。そんな彼を助けるのは彼の暗殺を依頼されてはずのアサシン兼喫茶のマスターだった…

足繁く喫茶店に通うひねくれ大学生丸山くん。 その目的は一目惚れしたキレイな店員、吉野さんを口説きおとすこと。 しかし手段を考えるばかりで一向に行動に移れない。 ひねくれ者の彼は、…

「私」は思念士となることを目指し、聖地である街に辿り着く。 そこには教団の中核となる大瞑堂があり、巡礼に来る者や観光に来る者で日々にぎわっている。 「私」はその街で仕事をしながら…

告白を受けた僕は過去の事を思い出していた。 中学時代の英雄、シコティ通信兵こと、鈴木。 彼が残した名言、というか屍は今の僕の糧になっている。 レオニダスの如く道を切り開いた鈴木く…