「恋愛（片思い） 短編」を含む小説

　こっぴどく振られたあの日のことを、忘れたわけではない。好きな人からもらった答えは、たった一言『無理』だった。 　高校二年生の江藤凛には、好きな人がいる。一年前自分を振った相手…

「ちょっと、好きって言ってみて」 親友の莉央（りお）から、突然そうお願いされた夕陽（ゆうひ）。 華の女子高生生活がなんの恋愛事変も起こさず終了しかけているのが耐えられないのだ…

亡くなった兄が誰かから預かった一冊の日記帳。 兄は、それを僕に託した。 だけど、僕は忙しくて、そんな約束をすっかり忘れていた。 49日を済ませ、母親と兄の住んでいたアパート…

※この作品は『連理の契りを君と知る』 episode６「静雪が包む夜に」（https://kakuyomu.jp/works/16816700428214189002）の続きにあ…

　前田俊は高校受験を控えている。 　毎日の通学で通う場所には所謂開かずの踏切があり、渡ろうとする時には必ず遮断器が降りていた。 　数分以上は待たされる踏切だが、俊は苛立つこなく静…

「人生最後の日に何したい？」 私はそう聞いてきたあいつに会いたかった。 社会人のミサキは、ある日、大学時代の忘れられない男友達の言葉を思い出してしまう。 今までは、絶対あり得…

３年生最後の合唱コンクール。 僕は指揮者で、目の前には２８人のクラスメイトが居る。 今日のために、僕らはたくさん練習をした。 けれど、僕らの歌声は一つ足りないんだ。 クラスメ…

小学校からの旧知の仲である女友達と、通学路の交差点で話すのが日常。 彼女には俺の好きな人がばれている。 いつ進展するのかとよく聞かれるけど、本当に好きなのは……。

１０歳の僕がスクールカウンセラーを想い、行動する話です。

「にゃあ」猫に呼ばれた。 その綺麗な白い猫は私と目が合うと、まるで誘うように踵（きびす）を返して路地裏の細い道に入った。 猫を追った先で眺めた風景、そして会いたかった人、伝えた…

大学進学を控え、母校の中学校を訪れた梢は、かつての片思い相手との再会を望んでいたが、突然過去の学校へ迷い込む。限られた時間の中で、再会のために彼に伝える言葉を書き残す。 …

文化祭でミスって罰ゲームを甘んじて受けた俺と、お礼だと言ってアイスクリームを差し出す彼女。 　◇　　◇　　◇ ５分で読める？　掌編ラブコメです。隙間時間に楽しんでいただけると…

「ねえ、好きなんだけど」 　朝一番、出勤して来て自分のデスクに着いて、あたしの目に最初に飛び込んで来たのはこの文字だった。 　あたしにしか見えず、あたしにしか伝える事のできない…

主人公である『俺』はある日、妹の友達『帆乃』を助ける。恩を返そうとする妹の友達。恋愛フラグを立てるが、格好つけたいがために立ち去ってしまった。後日、謎のメイドがやってきて「幼い頃…

2月14日、それぞれの想いがたっぷり詰まった甘いお菓子。そのお菓子にはほんの少し、不思議な力が宿っているかもしれません…

花音と薫は長年両片思いの幼馴染み。 ある夏、花火大会の後、トラブルで一晩ふたりきりで過ごすことになってしまう。 夏の夜の、見知らぬ駅で。 しとしとと降る雨は、いっこうに止む気配…

アセクシャルの彼女と特に何でもない彼氏。

でも、振り向いてほしかったから。 両片思いの幼馴染み。互いに自身を嫌悪して、後悔ばかりしていた。 けれど結局は願っていた。運命的な出会いと······

アルバイト先で知り合った彼。いつの間にか都合のいい女になっていた私。 終わってから気づく。｢あぁ、本気じゃなかったんだな…｣ ほんとはもっともっと呼んで欲しかった。 あの頃はそん…

ただただひたすら好きの感情を綴っておきます。 いつもその人の周りにはキレイな何かが舞っていました。 思春期もこじらせてしまっているのでその感情も流し込みます。