読点がない。それが工夫だと理解した瞬間、そこに込められた意味を考えさせられ、深い深い物語の中へと飛び込むことになりました。タイトルの通りです。一人の人物の強い思いが描かれています。ぜひとも溺れながら読んでみてください。その苦しさこそが、この物語の醍醐味だと思います。
絶え間なく流れ続ける思いを垣間見たようで、片想いの歯痒さのようなものを感じました。勢いのある文章が臨場感生み出し、思わず没入させられます。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(111文字)