「メリバからの……」を含む小説

ネットの友人が自室で死んだ。その部屋は密室となっていたという。しかし、他殺ではない。自殺でもない。内側から、完全に密封された部屋で——彼は、みずからが自然に衰弱死するまでを過ごし…

高二の夏、人生で初めてできた彼女は、左利きだった。 向き合うとまるで鏡みたいだねと、笑いあった。 けれど彼女は、私に内緒で教師と隠れて会っていた。 二人は付き合っているのだと、噂…

短編読み切りのなんちゃってホラーちっくなＢＬ小説です。ファンタジー要素も少し有り。人型人外蜘蛛×不遇の高校生。暴力、モブレ等を匂わせる描写があります、残酷描写もあります。レイティ…

君は『白雪姫』を知っているかい？ 　僕は『鏡』。 　魔法の鏡。 もう誰もいない、古い古い城の中。 孤独な鏡の小さな独白、静かな懺悔。 「僕は罪を犯したんだよ。」 …

前回提出の秋人側の話。 ただし語り手はやはり彼ではないです（笑）。

同題異話SR -June- 『間違いなく君だったよ』に参加しております。 100PV御礼。

とある恋するJKの普通を書いてみました！ よくみかける話だと思うのですがみかけないので書いてみます。短編です。世間的に見ればバッドエンドですがメリバです。展開のスピード早めです。…

愛を知らないし、好意の伝え方も知らない二人がどうにかこうにかします。 グロはないですが女の子が可哀想な目に合ってます。 もともと分割する予定が無かったのですが文字数の都合上、上下…

ワタシ達は何もかも一緒だった。 好きな人が親友なことも、同性なことも、苦しみも悲しみも。 ※未成年飲酒のシーンがあります。

あらゆる面で完璧な妹に、劣等感を抱き続けてきた姉。 溜まりに溜まった鬱屈が限界点を超えた時、彼女達の関係も大きく変わる。 歪んだ愛憎の果てにあるのは、破滅か――――それとも？…

あたしには、どうしても叶えたい夢がある。 それは『最高の絵画』を、この目で見ること。 そのために今、寝取った親友の彼氏を縛り上げ、彼を囮に呼び出した彼女を待っているのだ――。 …

ふと顔を上げると、辺り一面が真っ黒い世界で覆われていた。 何も聞こえず、何にも触れられず、自分の名前すらもわからない。 これがいつから続いているかも覚えていない。憶えているのは…

【短編】【3話完結】 中米の衝突が避けられず、ミサイルが発射された。 誰しもが世界の終わりを覚悟したが、ある少女によってその危機が回避された。 彼女の名前はミコト。詳しいこと…

地味だけれど心優しい姉と、野心家な美しい妹の入れ替わり人生の物語。 螢月は炭焼きと薬作りを生業にする両親と、近隣一番の美少女と名高い妹との四人家族で、静かな村で穏やかに暮らし…

久しぶりに実家に帰った「僕」、そこにいる「姉さん」、「姉さん」の不倫相手、不倫相手の妻。 それはどこにでもある物語。 「姉さん」がエレクトラであった以外は。

《白い監獄》に囚われている女の子、 篠原海里。 彼女はある日、独房から出られることを 知る。 それを知った男の子、暁優。 彼女と彼との、報われない恋のお話。

引きこもりとその女に毎日メールを送る男のはなしです。

誰しもが好きなアイドルや俳優をコピートレースして仮想世界に入れる時代。 誰もが誰かのフリをして生きていける世の中で、ある人物のデータだけは仮想空間においてのコピートレースを禁じる…

『うきまだり』のあとの時間軸ですが、主人公が違います。 天才少年とその兄にまつわる物語――彼魔（hyma;ひま）シリーズ第2作目。 『うきまだり』を最初に公開した都合上、シリーズ…

いじめられていたあたしに手を差し伸べてくれた彼。 だけど彼の真意が、わからない。 2017/1/25