私を愛する事のなかった貴方へ

作者 歌川ピロシキ

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★★★ Excellent!!!

ヨーロッパ風、イタリアのような国で、とある法務官と、その妻、そして部下がいて……。
法務官と妻は政略結婚で、法務官と部下は年来の朋友で……。

――このお話は、この法務官、妻、部下の三人それぞれの視点で綴られていく物語です。
愛のない結婚、愛のある友情……このようなタームが出てくると、もう何か起こるんだろうなと思います。
そしてその「何か」がどう起こるのか、三人はどうなってしまうのか、そして結末には――そこに至って、「ああ」と感歎を禁じ得ませんでした。

優美であり、優雅であるこの物語、ぜひ、ご一読を。

★★★ Excellent!!!

よくある悪役令嬢的な始まり方かな?と思って読み始めたら、その筆力にどんどん惹きこまれ、ラストが待ちきれなくなっていた作品です。
とある侯爵夫人、その夫、そして『あの方』。三者三様の視点から描き出されるものは、豪華絢爛たる貴族社会の、恐るべき闇。
華やかに着飾った彼女の、ドレスの下に隠されたものとは。
「氷の貴公子」と呼ばれた彼の、想いを寄せる相手とは。
すれ違いにすれ違いを重ねた心とその行動はやがて――?
ただ一人の視点からでは容易に真相が見えない構成になっているのが見事です。

★★★ Excellent!!!

すれ違いもありつつ進んでいく物語で、最後まで読ませられました。
途中エグい表現はありましたが、それも読み進めさせられるようになってます。一つの事実に対して三者の視点からすぐに読めるので、軽い気持ちの読者もノーストレスで次へ次へとページを進めて、三者の事情を理解してさらに物語に没入してしまいます。
三者の文量のバランスだけでなく、それぞれのキャラのバランスも素晴らしいです。どういう風に書き進めてるのこの人?! と気になりました。

★★★ Excellent!!!

緻密に作り込まれた作品は、これぞ小説という面白さがあります。
読んでいてゾクゾクするというか--登場人物そのものに成りきれる事が、本物の小説の醍醐味だとボクは思うんですが、読んでいてこの世界を追体験出来る精巧な作品は素晴らしいです。
子供に、本を読め!という時には是非この作品も一つ織り交ぜていただけたらと₍ᐡ-᷅ ·̫ -᷄ᐡ₎
R指定は、家庭それぞれだと思いますが、ボクは子供がいたら、小学生だとしても読ませておきたい作品でした₍ᐡ-᷅ ·̫ -᷄ᐡ₎ワオン

★★★ Excellent!!!

キャラクターの背景や感情の動きをしっかり書かれていて、またその文章が流れるように上手くてスラスラ読めました
あなたはプロの方でしょうか?(←すみません、回答が欲しいわけではありません)
とにかく、作品のクオリティの高さにビックリしました
私には描けない世界観なので、尊敬します

★★★ Excellent!!!

私の知識不足からかもしれませんが、自分が体験したものなら容易に想像ができたり、書き表しやすいと思うのですが、こちらのお話は、日本とは大きくかけ離れた貴族や王国のお話。歌川さんはもしや貴族だったりしたのでは???というほどにリアリティがあり、臨場感を覚えます。何よりその手の知識がない私でも、すっとお話を読めてしまいあっという間に更新分まで読み切ってしまいました。
また、BL要素がある、とのことでしたので非常ににやにやしながらこの先どうなって行くのか!と楽しみにしています^^