「幻」を含む小説

思い浮かんだ短い不思議な話を書いています。三十。

　私は俗に言う、『時を駆ける少女』である。 　それゆえに、これまで数えきれないほどの世界を滅ぼしてきた、罪人でもあった。 　この現実世界にはけしてＳＦ小説みたいに過去や未来の世界…

強すぎる魔物の脅威に晒されながら細々と生き続ける人類。 そんなセカイの中で、 珍しすぎる銀髪の持ち主、日輪 白夜はそんな魔物と戦うための戦士となるための学校、光幻高校に入学する。…

森の中で一人の女の子が目を覚ました。 彼女の名前はアンジェラ。 彼女は自分のことを何も覚えていなかった。 代わりに、前世の自分のことは覚えていたアンジェラは、前世の経験と二次元趣…

『記憶』や『感情』を喰う生物、妖幻。 ある日、いたって普通の高校一年生、川崎康也は、幼なじみの草川夏美と一緒に妖幻に襲われて…！？ ───記憶のピースが揃った時、仕組まれたネジ…

世界は常に表と裏、光と闇。必ず一つが生まれればそれに相反する存在もまた現れる かの世界に人間という生命体が生まれて数千年の時が流れた頃だった 表を人間とするならば…裏となる存在…

満開の桜の下にある屋台での話。

大学を中退し就職したが、不幸にも失業したアリア。大学の先輩シェリルの紹介で、謎の怪異〈ファントム〉を滅する観測兵となる。しかしファントムとはなにか、どのように滅するのか、誰も教え…

気軽に読める短編小説を日々更新していきます。主に舞台は現代、成就しないようなするような恋愛をテーマに描く予定です。

数多くのギルドの仲間達とアリスの ほのぼの笑いあり、シリアスあり 戦闘ありの物語 幼くして拷問と薬物の 実験の日々を送り、 全てを呪っていたアリス だが一人の青魔導士との 出会…

　森山拓海、三十一歳。高校教員。拓海には特殊な『幻思』という力があり、物に込められた思いを知ることができた。世間では『勘がいい』とされるも、小さい頃から数々のトラブルに巻き込まれ…

幻肢（英―phantom limb）とは、事故や疾病、もしくは先天的に手や足を失っているにも関わらず、そこにその手や足があるように感じること。

16歳の僕は消灯時間後に学校の寄宿舎を抜け出し、図書館に忍び込んでは蔵書を読むのが夜の日課だった。ある夜、図書館で異様な『猟犬』に襲われた僕は、白い猫に変化する少年に助けられる。…

不法投棄現場で医療系廃棄物が発見され、堕胎児を不法焼却していると報じられたシルバーコードの女社長、通称お千代さんが撤去を約束する。現場の報道をきっかけに、不法投棄問題を次作「マル…

父が亡くなって一年の春、桜舞う川べりで、私と姪は幻を見た。

大海に囲まれ「弧絶の大陸」と称された大地では、奴隷的拘束を受けた幻獣という生物が生息していた。主人公優斗は、そんな共存関係に疑問を持つが…。 命を賭した生存競争が、今幕を開ける…

魔法を機械的に制御できるようになり、大きく発展した都市、ブライト・シティ。 しかし魔法の力は悪の存在をも進化させた。 謎の犯罪結社「魔王軍」の繰り出してくる巨大人型兵器におびえる…

夜辻坂町にある涼音野森の奥の洋館に兎によく似た幻獣ラプクースと共に住む、覚えている者が誰もいない程遥か昔とある世界で魔王を討った「元」勇者であり、二ヶ月前まで魔を討伐する事を生業…

幻守歴代初の男子の巫女である悠吏は、ただ一つの目的の為だけに生きてきた。 それは、たった一人の家族…片割れである双子の妹を救い出す事。 全てを捨てた少年と何も無かった少女が出会…